【J1採点&寸評】浦和 2-2 神戸|浦和の中盤の要が奮闘。槙野、イニエスタの仕事ぶりもさすが

2022年02月23日 本田健介(サッカーダイジェスト)

浦和――西川はPKをセーブ

【警告】浦和=松崎(8分)、伊藤(48分) 神戸=小林(58分)
【退場】浦和=明本(58分)
【MAN OF THE MATCH】柴戸 海(浦和)

[J1第9節]浦和2-2神戸/2月23日/埼スタ
 
【チーム採点・寸評】
浦和 5.5
後半の早い時間に退場者を出すまでは素晴らしいパフォーマンスも、最終的にドロー決着だけに、選手の採点も含めて評価が難しい一戦に。前半早々にVARで取られたPKは西川がセーブしたものの、直後に失点。それでもすぐさま逆転した姿は逞しく、内容でも神戸を上回る素晴らしい出来だった。しかし58分に神戸のCB小林と揉めた明本が一発退場。その後は耐えていたが、87分に昨季まで所属した槙野に同点弾を奪われてドローとなり、開幕から1分1敗のスタートとなった。最低限の勝点1か。

【浦和|採点・寸評】
GK

1 西川周作 6.5
2失点しただけに賛否両論はあるだろうが、前半にはPKセーブがあり、後半にも決定機を阻止。ハイボールの処理も落ち着いていた。一度、足を滑らせて危ないシーンを迎えかけたが、フィードの意識も相変わらず高かった。

DF
6 馬渡和彰 6
セットプレーのキッカーを務め、一時、逆転弾となる柴戸のゴールを演出。ボールコントロールが乱れる場面もあったが、前半は右サイドの攻撃を活性化。後半からは左に回り守備の時間が増えたが、よく走った。ただ同点弾を奪われたシーンではショルツとの間に槙野に入られてしまった。

4 岩波拓也 6
特に前半はよく身体を張り、激しいディフェンスで神戸の攻撃に対応。よく踏ん張ったが、守備の要として2失点は満足できないのだろう。1失点目の場面は山口の突破を止めきれず。
 
28 アレクサンダー・ショルツ 5.5
岩波と組んで中央の強度を上げた点は評価したい。しかし、1失点目のシーンでの武藤への対応はもう一歩前に出たかったか。2失点目のシーンも難しい対応であったが、槙野に上手くフリーになられてしまった。

44 大畑歩夢 5.5(HT OUT
攻撃面では前方の関根と組みながら良い形を作るなど好印象。粘り強く守っていたが、コンディション面もあったか前半のみで交代に。今後へつなげたいところ。個人的にはより長い時間、見てみたかった選手。

MF
27
 松崎 快 6.5(63分OUT
右サイドハーフとして先発の座を掴む。試合立ち上がりには大迫へのチャージがVARでPKと宣告されるも、直後にそれを挽回する見事な同点ゴールをゲット!! もう一本あった決定機をモノにしていればヒーローだった。「初ゴールは取れましたが、悔いのほうが残る試合に」と振り返る。

3 伊藤敦樹 6
ダブルボランチを組んだ柴戸とのバランスも良く、攻守にボールに関わった。欲を言えば10人になってからボールをもう少し前に展開したかったか。
 
【PHOTO】浦和レッズの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!

【PHOTO】ヴィッセル神戸の歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!

次ページ浦和――柴戸は攻守で貢献

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事