【J1採点&寸評】名古屋2-0神戸|開幕から決定的な仕事ぶりを見せたボランチがMOM!新加入の仙頭、レオ・シルバも高評価

2022年02月20日 今井雄一朗

名古屋――プレシーズンの不安を吹き飛ばす快勝劇

【警告】名古屋=なし 神戸=扇原(18分)、大﨑(59分)、リンコン(90分)
【退場】名古屋=なし 神戸=扇原(58分)
【MAN OF THE MATCH】稲垣 祥(名古屋)

[J1リーグ1節]名古屋2-0神戸/2月19日(土)/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5

プレシーズンの不安を吹き飛ばすような快勝。時間経過とともにリズムを上げていった攻守のアグレッシブさは指揮官の確かな手腕も感じさせた。得点の形も今季の"型"通りで、今後に弾みのつく勝利に。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6

セービングの機会は少ない中で、後半の危ない場面をしっかり凌ぐ守護神ぶり。今季は守備範囲を少し拡げた印象もあるプレーで、さらなる進化の予感も。

DF
2 チアゴ 6.5

前線からの守備の積極性を、自らも果敢に前へ出て行くマーキングで支持。空中戦だけでなく、球際の強さを出してチームを鼓舞し、自らもリズムを上げていった感はある。

4 中谷進之介 6
積極性あふれるチアゴをサポートするように冷静なプレーに終始した。攻撃ではチャンスを見逃さないフィードでチャンスメイクにも関わり、幅広い貢献度を見せた。

6 宮原和也 6.5
対人の強さはもちろんのこと、守備の穴埋めに細かな気配りを見せた。後半になると攻撃参加の部分でもフォローの質を発揮。神戸の武藤らキーマンを抑える役割でもその貢献度は高かった。

23 吉田 豊 6.5
布陣のミスマッチにも柔軟に対応し、自らのサイドでは相手アタッカーに仕事をさせなかった。個としての堅守は健在で、今年も名古屋の左サイドは安泰と思わせるパフォーマンス。

【J1第1節PHOTO】名古屋2-0神戸|盤石の試合運びを披露!神戸を無失点に抑え込んだ名古屋が白星発進!
MAN OF THE MATCH
MF
15 稲垣 祥 7

神戸のリズムが上がりそう場所には必ず背番号15の姿があった。昨季よりもやや高めのエリアで攻守を司り、試合を動かす決勝点をマーク。今年も決定的な仕事をいきなりやってのけた。

16 レオ・シルバ 6.5(84分 OUT)
これぞレオ・シルバというプレーの質を見せた。ゲームメイクにおけるテンポの操り方、パス能力の高さ、戦術眼、どれをとっても勝利を演出するだけのものがあった。

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