プロサッカー選手にとって、33歳はキャリアの終わりを意識しておかしくない年齢だ。日本の頼れるキャプテンは、今後をどのように見据えているのだろうか。

　複数のイタリア・メディアは12月13日、サンプドリアの吉田麻也にカタールのアル・ガラファが関心を寄せていると報じた。

　アル・ガラファはイタリア人のアンドレア・ストラマッチョーニ監督が率いており、報道によると、アジア・チャンピオンズリーグに向けて強化を目指しているとのこと。その中で、イタリアで安定したパフォーマンスを見せているベテランの日本代表キャプテンに注目しているようだ。

　移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ記者のサイトによると、アル・ガラファは「リッチなオファー」をすでに提示したとのこと。だが、現時点で「日本のキャプテンは納得していない」そうだ。それでも、同サイトは「難しい取引だがアル・ガラファはトライする」と報じている。
 

　2020年１月の移籍市場でサウサンプトンからサンプドリアに移籍した吉田は、コロナ禍によるリーグ中断を挟んでの難しい新天地への適応もクリア。ピッチではクラブとチーム、ピッチ外ではジェノバの方言も駆使したコミュニケーション能力などでファンの信頼と愛情を勝ち取ってきた。

　今シーズンも吉田は開幕から12試合連続で先発フル出場。インターナショナルウィークに負傷したこともあり、４試合先発から外れたが、スタメンに復帰した前節のジェノアとのダービーマッチでは、改めて高い評価を受けている。

　サンプドリアとの現在の契約は今季末まで。サンプドリアは先日、マッシモ・フェレーロ前会長がサッカー以外のビジネスに関する事件で逮捕され、会長職を辞している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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