［J１リーグ37節］C大阪２-１名古屋／11月27日（土）／ヨドコウ桜スタジアム

【チーム採点・寸評】
C大阪　6.5
前半は名古屋を圧倒したが、スコアレスで折り返した後半に先制されて冷や汗。しかし攻守のバランスの良さは変わらず、圧力をかけ続けて同点に追いつくと、セットプレーで逆転に成功した。力強さを感じる勝ち方にチームの手応えは強く、次節と天皇杯へ弾みをつける勝利に。

【C大阪｜採点・寸評】
GK
21　キム・ジンヒョン　６
少ない守備機会もきっちり対応し、名古屋に反撃の芽を作らせなかった。ポゼッションの面でも貢献度は高く、失点の場面はノーチャンス。

DF
２　松田　陸　６
通常のサイドバックとしての攻撃参加だけでなく、前半は偽サイドバックのような動きでも名古屋を翻弄。後半は激化する相手のサイド攻撃にしっかり対応し、冷静沈着にプレーした。

14　丸橋祐介　６
攻撃は右に起点があったために攻め上がりはやや自重気味だったが、それだけに戦術眼が冴えた。後半はより前に出る回数が増え、左にも起点を作ってプレーした。

15　瀬古歩夢　6.5
流れてくるシュヴィルツォクのマークの受け渡しもスムーズで、セットプレーでも存在感。後半の厳しい時間帯にも、明確な判断のもとにリスクを回避し続けた。

MAN OF THE MATCH
33　西尾隆矢　6.5
シュヴィルツォクへの対応は粘り強く、かつ力強かった。後半になるとセットプレーでの存在感も増し、強烈な決勝点を頭で叩き込んだ。ホーム最終戦、大久保のホームラストゲームに華を添える殊勲の活躍ぶり。
 

MF
５　藤田直之　6.5
前半はボールポゼッションの中継点となって攻撃に流れを作り、鋭い縦へのフィードでも名古屋の攻撃の意欲を削いだ。同点ゴールはスーパー。直前のバー直撃FKもそうだったが、キックが冴えた試合だった。

25　奧埜博亮　6.5
松田陸が偽サイドバックになると、奥埜はFWへと変貌。ボランチとしての仕事もきっちりこなし、ピッチを幅広く駆けた。藤田と同様にフィードでも攻撃の起点となり、押し込んだあとには自ら詰めていくバイタリティーも。

17　坂元達裕　6.5（90+１分OUT)
やや中寄りのポジションでプレーしたり、逆サイドまで進出する自由度の高さも活かしつつ、ボール扱いの巧みさで名古屋の守備に的を絞らせなかった。タイトな相手の守備を受けてもボールロストは少なく、その点でも相手の守備を崩した。