【J1採点&寸評】清水1-0広島|エースの一撃で16試合ぶりの完封勝利! MOMは約半年ぶり先発のCB

2021年11月21日 前島芳雄

清水――鈴木義は空中戦でほぼ勝利!

【警告】清水=なし 広島=なし
【退場】清水=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木義宜(清水)

[J1リーグ36節]清水1-0広島/11月20日(土)/IAIスタジアム日本平

【チーム採点・寸評】
清水 6.5
序盤はカウンターからチャンスを量産し、その後はポゼッションも増やして、きれいな崩しから先制点を奪った。終盤はチーム全体で声をかけ合いながら守り切り、16試合ぶりの完封で5試合ぶりの勝利。残留争いのなか、腰の引けていない戦いでの勝利は非常に大きい。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 6.5
後半はピンチが少なかったが、2度のビッグセーブを見せ、好判断でクロスを止めた場面も。ここぞという時間帯と場面でチームを救う仕事は、まさに真骨頂だった。

DF
4 原 輝綺 6(84分OUT)
前半は良い縦パスが目立ち、60分には思い切った攻撃参加からシュートも。守備でも安定したプレーを続け、今節も攻守に質の高さを見せた。交代時の負傷が心配される。

MAN OF THE MATCH
50 鈴木義宜 6.5
ヴァウドの出場停止で約半年ぶりに先発。空中戦ではほぼ勝利し、危ない場面にもうまく対応して無失点に貢献した。ビルドアップも冷静で、先制点に繋がる長いスルーパスはビッグプレーだった。

38 井林 章 6
鈴木義とは初めてCBでコンビを組んだが、2人でラインを細かくコントロール。的確なポジショニングでクロスをはね返し、危ないところもよくカバーした。

7 片山瑛一 6
前半はカウンターで活発な攻撃参加を見せ、自身もシュートを狙った。後半は押される展開のなかで冷静な守備を続けた。
 
MF
33 松岡大起 6.5
前線への進出は竹内に任せて中盤のバランスを保持。前半はインターセプトの多さも光って、カウンターに繋げた。苦しい時間帯もボールを追いかけ続け、走行距離は13キロメートルを超えた。

6 竹内 涼 6.5(84分OUT)
守備を力強く支えながら、攻撃にも思い切りよく出ていってチーム全体に積極性を与えた。残留争いをもっとも多く経験してきた選手としての頼もしさを発揮した。

16 西澤健太 6(75分OUT)
周囲とうまく絡みながら、カウンターでの好パスや自らの惜しいシュートも2本も見せた。セットプレーからチャンスは作れなかったが、攻守によく貢献した。
 

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