【J1採点&寸評】柏0-0福岡|両チームの堅守が光る一戦に。MOMはファンマ&ジョン・マリを封じた高橋祐治!

2021年11月21日 鈴木潤

柏――前半の難しい時間帯で守備陣が奮闘

【警告】柏=なし 福岡=なし
【退場】柏=なし 福岡=なし
【MAN OF THE MATCH】高橋祐治(柏)

[J1リーグ36節]柏0-0福岡/11月20日(土)/三協フロンテア柏スタジアム

【チーム採点・寸評】
柏 6

前半は福岡に立て続けにセットプレーを与えるなど難しい時間帯も多かったが、後半はセカンドボールを回収してカウンターでリズムを掴む。しかし福岡の堅守の前に決定機は少なくスコアレスドローに終わる。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム ・スンギュ 6.5

90分を通じて安定。37分には、処理の難しいボールをジョン・マリに触られる直前に片手で弾き返すファインセーブを見せ、後半立ち上がりにも強烈なシュートを食い止めた。

DF
25 大南拓磨 6.5

前節に比べ攻撃参加は少なかったが、攻め上がったときにはボックスに入る積極性を見せる。守備面では背後を狙った福岡のフィードに対して高橋祐の後方を的確にカバー。良い対応が多かった。

MAN OF THE MATCH
3 高橋祐治 6.5

フアンマ・デルガド、ジョン・マリのパワフルな2トップと果敢にエアバトルを繰り広げ、ほとんどのボールを弾き返す。くさびのパスに対する潰しも早く、壁として福岡の2トップに立ちはだかる。
 
4 古賀太陽 6.5
高橋祐とチャレンジ&カバーの動きを徹底し、フアンマ・デルガドとジョン・マリに自由を与えず。攻撃時にはパスの供給源としてボールを動かし、ビルドアップの入り口を作った。

20 三丸 拡 6
何度か攻め上がった際のクロスは味方に合わなかったが、守備では75分にボックスに侵入したフアンマ・デルガドの前に入り突進をブロック、決定機を作らせなかった。

MF
11 マテウス・サヴィオ 6(83分OUT)

志知のタイトな守備もあってラストパスの精度に欠けたが、それでも51分にはスルーパスを通してクリスティアーノのシュートシーンを演出。ボールを触る回数は多く、攻撃にアクセントを与えた。

27 三原雅俊 6
セカンドボールの予測と対応が早く、中盤の底でフィルターの役割を務める。ビルドアップ時には状況を見て最終ラインに落ち、CBの2人を使って福岡のプレッシャーを剥がす。
 

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