「人々が敬意を払ってくれた。だが…」ポステコグルーが語る日本とスコットランドの“違い”「Jリーグの選手は非常にレベルが高い」

2021年11月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「似た点もあるが、違う点が多い」

Jリーグ時代を回想したポステコグルー監督。(C)Getty Images

 セルティックにおける古橋亨梧の活躍で、スコットランドでは日本サッカーに対する注目度が高まっているようだ。古橋同様にJリーグから来た指揮官にも、日本に関する質問が寄せられた。

『THE CELTIC STAR』は11月16日、アンジェ・ポステコグルー監督に会見で日本とスコットランドの違いを質問。横浜F・マリノスの前指揮官は「似た点もあるが、違う点が多い。文化的な違いが大きい」と答えている。

「家族と4年住み、日本での日々は大好きだった。文化や環境は異なる。人がとても、とても敬意を払い、我々も受け入れてもらえた。だがここと違い、日本で人の家に招かれることはなかった。だが、彼らは様々なやり方で同じように歓迎してくれた」

 また、ポステコグルーは「サッカーに関しても、日本での経験を楽しめた。試合の技術レベルは素晴らしい。観客も素晴らしい。コロナ前は横浜に平均3万5000~4万人だ」と続けた。

「おそらく彼らのクラブは30年ほどで、ここのような歴史や文化はない。だから感覚は違う。だが、同じように情熱的だ。サッカーのスタンダードは非常に良く、日本人も外国人もクオリティがあって、水準を高く保つ。大半で非常に競争的だよ」

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 さらに、スコットランドでプレーしている選手はJリーグで活躍できるかとの問いに、ポステコグルーは「イエスだ。スコットランドの選手(の日本での活躍)も確かに想像できる」と返している。

「だが、活躍するには最高レベルでなければいけないだろう。日本の選手は概してレベルが非常に高い。だから、国外から加える選手にはできる限り最高のクオリティを期待する。外国人にとって入っていくのが簡単なリーグではないよ。私は楽しんだがね」

 一方で、オーストラリア人指揮官は「私にとって貴重な経験で、だからこそサッカーが大好きなんだ」と、サッカーを通じた世界との関わりの大切さを強調した。

「私は異なる国・文化を経験できるのが好きで、日本の人たちもここやほかの人たち同様にサッカーを愛している。このスポーツに対する情熱は世界共通のテーマだというのが好きなんだ」

 古橋やポステコグルーの活躍で、スコットランドにおける日本サッカーに対する関心が高まり、交流が深まっていくのを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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