【J1採点&寸評】仙台1-1名古屋|ともにJ1残留とACL出場へ痛恨の結果…「クバ」対決、軍配が上がったのは?

2021年11月07日 小林健志

仙台――終盤の決定機を決め切れず勝点1にとどまる

【警告】仙台=なし 名古屋=長澤(63分)
【退場】仙台=なし 名古屋=なし
【MAN OF THE MATCH】ヤクブ・スウォビィク(仙台)

[J1リーグ35節]仙台1-1名古屋/11月7日(日)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 5.5

今季の悪癖である序盤での失点がまたしても見られたが、その後は守備が落ち着き、左サイドのスペースを有効に使えるようになり、同点に追いつく。後半相手の選手交代後の苦しい時間帯を耐えきり、終盤決定機もつくったが決めきれず、勝点1にとどまった。

【仙台|採点・寸評】 
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 7

特に後半何度もピンチがありながら、ファインセーブを連発。特に後半の前田の2本のシュートはいずれも決定的なものだっただけに、勝点1奪取に大きく貢献した。同じポーランド国籍で愛称も同じ「クバ」のシュヴィルツォクのシュートも止めた。

DF
25 真瀬拓海 5

試合の入りが悪く、何度も相馬にクロスを上げられ、失点に絡んでしまった。攻撃でも連戦の疲れからか精彩を欠いた。

16 吉野恭平 6
前半の入りでうまく周りを動かせなかったが、試合になれるにつれ、持ち味の身体を張った守備や正確なパス出しが見られ、最少失点でとどめた。
 
3 福森直也 5.5
決定的なピンチを防ぐ場面もあったが、失点場面では一瞬の対応の遅れが見られた。試合終盤、中原のCKからヘディングに競り勝ち、赤﨑のシュートに持ち込んだのは良かったが、オフサイドで惜しくも得点ならず。

14 石原崇兆 6
対面のマテウスと宮原の間にできたスペースにうまく入り込み、攻撃によく絡んだ。後半は相手の攻勢に苦しむ場面もあったが、守備でも奮闘した。

MF
17 富田晋伍 6(68分OUT)

後半開始早々マテウスへの激しい守備で西村のボール奪取につなげ、持ち味の球際での強さが得点につながった。また攻撃につながるパス出しも意識的にできていた。

6 上原力也 5.5(82分OUT)
特に前半、長短の精度の高いパスから決定機をつくり出し、フリーキックで直接ゴールも狙ったが、得点にはつながらず。守備では失点場面で誰をマークするか不明瞭になり、その他不用意なボールロストも見られた。
 

次ページ仙台――選手交代で攻撃の停滞を招く結果に

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