21歳のアルゼンチン代表FWに201センチの大型ストライカー…ミランが冬の移籍市場で次世代のタレントを積極補強か?

2021年10月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アフリカ・ネーションズカップで中盤が手薄に

アルゼンチンでゴールを重ねるアルバレス。(C)Getty Images

 ミランが1月の移籍マーケットで積極的な動きを見せるかもしれない。『Gazzetta dello Sport』紙は10月21日、ミランがリーベル・プレートのFWフリアン・アルバレス(アルゼンチン代表)、ピサのFWロレンツォ・ルッカ(イタリアU-21代表)、ギマラエスのMFトマス・アンデル(ポルトガルU-代表)をターゲットにしていると伝えた。

 アルゼンチン代表でもプレーする21歳のアルバレスの名前は、かねてから各国メディアで取り上げられている。その話題性どおり、最近もアルゼンチン・リーグ14節のボカ・ジュニオルス戦で2ゴール、ミランのスカウトが観戦していた16節のサン・ロレンソ戦でハットトリックと目覚ましい活躍を見せている。
【動画】ヨーロッパ行きが有力なアルバレスのゴールシーン

 アルゼンチン・リーグの得点ランクトップタイにつけるアルバレスには、ミラン以外にもインテルやレアル・マドリー、セビージャ、トッテナム、ドルトムント、レバークーゼン、アヤックスなども興味を示しているという。

 アルバレスとリーベルの契約は2022年12月末までで、2500万ユーロ(約32億5000万円)の契約解除条項が設定されている。ウイングでもCFでもプレーできる若手タレントを巡り、早ければ冬の移籍マーケットで争奪戦が展開されそうだ。
 
 また、ミランはセリエBのピサでプレーする21歳のルッカにも注目している。同紙は、スカウト部門責任者のジョフレー・モンカダが「獲得にゴーサインを出した」とし、冬の移籍マーケットで獲得が可能かどうか、スポーツディレクターのフレデリク・マッサーラと、テクニカルディレクターのパオロ・マルディーニの最終判断を待っている状況だと報じた。イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督も期待を寄せる201センチの長身FWには、インテル、ユベントスも興味を示している。

 さらに同紙はセントラルMFの補強として、ポルトガルのギマラエスに所属する20歳のトマス・アンデルを注視していると報道。さらにポルトでプレーする21歳のヴィチーニャ、ベンフィカBに所属する19歳の攻撃的MFパウロ・ベルナルドの名前も挙げている。

 というのも、ミランのフランク・ケシエ(コートジボワール代表)とイスマエル・ベナセル(アルジェリア代表)がアフリカ・ネーションズカップ(2022年1月9日に開幕し、決勝は2月6日)に出場する可能性が高く、数週間、セントラルMFが手薄になるのも関係しているかもしれない(契約延長交渉が進まないケシエは1月に放出する噂もある)。

 はたしてミランはメディアの報道どおり、冬の移籍マーケットで積極補強に動くのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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