久保建英の「推定市場価格」が再急落、1年で3分の1に減少! 最新の「日本人トップ30」の顔ぶれは?

2021年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

20年7月に日本人史上最高額をマークも…

日本人選手の推定市場価格ランクで上位を占める(左から)南野、久保、冨安、鎌田。 (C)Getty Images

 日本の至宝、久保建英の評価が再び下落した。

 レアル・マドリーが保有権を持つ20歳は、今夏の東京オリンピックでチーム最多の3ゴールを挙げる活躍を披露。ベスト4進出の原動力のひとりとなった。

 A代表にも定着しているレフティは、しかしクラブレベルでは苦しんでいる。昨シーズンは、前半戦にビジャレアル、後半戦はヘタフェにレンタルされたものの、満足な出場機会を得られず。EU圏外選手枠の問題もあり、今シーズンのマドリー復帰は叶わなかった。

 2シーズンぶりにマジョルカにローンで復帰した今季は、序盤から2列目のレギュラーとして上々のパフォーマンスを見せていたが、その矢先に膝の故障で戦線を離脱。飛躍するまでには至っていない。

 そんななか、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が10月13日、ラ・リーガでプレーする選手の「推定市場価格」を更新した。これは、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的にジャッジして弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける"価値"を示す指標として定評がある。

 久保は前回更新された2021年6月10日の1500万ユーロ(約18億7500万円)から1000万ユーロ(約12億5000万円)となり、33%の大幅ダウン。20年7月に日本人史上最高額となる3000万ユーロ(約37億5000万円)をマークし、その年の10月の更新でもその数字をキープしていたため、わずか1年で3分の1に減った計算になる。
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 3位だった「推定市場価格」の日本人選手のランキングでは、ドイツの名門シュツットガルトで主将の重責を果たしている遠藤航と並ぶ4位タイに転落。入れ替わりで3位に浮上した1200万ユーロ(約15億円)の南野拓実も、リバプールでは出番が与えられない日々を過ごしており、この状況が続けば今後の更新では下がる可能性が少なくない。

 トップは、昨シーズンのブンデスリーガで5得点・12アシストをマークしたフランクフルトの鎌田大地で、2500万ユーロ(約31億2500万円)。こちらも今季は不調のチームとともに精彩を欠く一方、飛ぶ鳥を落とす勢いなのが、2000万ユーロ(約25億円)で2位の冨安健洋だ。

 移籍市場最終日に、ボローニャからプレミアリーグの強豪アーセナルにステップアップ移籍を果たした日本代表DFは、いきなり攻守にハイパフォーマンスを披露して、右SBのレギュラーの座を獲得。クラブがファン投票で選出する9月の月間MVPにも輝いた。この調子を維持できれば、まだ22歳という年齢を考えても、次回の更新で市場価値が上昇するのはほぼ間違いない。久保の史上最高額を更新する可能性もありそうだ。

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