【移籍市場超速報】ローマ ゼコと合意、マンCとのクラブ間交渉へ リャイッチとの交換も

2015年06月30日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ゼコは契約期間の延長と引き換えに減俸を受け入れる。

ローマと合意に達したゼコ。クラブ間の交渉がまとまれば移籍成立だ。 (C) Getty Images

 かねてからセンターフォワードの補強に動いていたローマは、カルロス・バッカをめぐる競合でミランに敗れたこともあり、ここ数日はマンチェスター・シティのボスニア・ヘルツェゴビナ代表エディン・ゼコの獲得に集中してきた。
 
 まず選手サイドにアプローチして年俸450万ユーロ(約6億3000万円)の5年契約を提示。ゼコはまだシティとの間に年俸550万ユーロ(約7億7000万円)の契約を3年残しているが、契約期間の延長と引き換えに減俸を受け入れる形でローマのオファーを受け入れた。
 
 ここから、ローマのワルテル・サバティーニSDはこの合意を武器にシティとのクラブ間交渉に臨むことになる。ローマはこの交渉にセルビア代表FWアデム・リャイッチを組み込むことも考えているようだ。
 
 一方ローマは、モナコと進めてきたマッティア・デストロの売却交渉についても6月29日夜、基本合意に達した模様。ただしデストロ本人(現在新婚旅行中)はまだ最終的な決断を下しておらず、当面は回答待ちという状況が続くことになる。
 
 また、すでに先月カタールのアル・ジャジーラとの間で移籍金1400万ユーロ(約19億6000万円)+ボーナスという条件で売却が成立したかに見えたコートジボワール代表ジェルビーニョが、クラブとの契約交渉で揉めており、移籍が流れる可能性も出てきている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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