「なぜハーランドではなくミナミノを選んだのか」南野拓実の獲得は“ギャンブル”だったとリバプール地元紙が見解!「一部のファンには謎のままだ」

2021年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハーランドのような超人でない限り…」

ザルツブルクで同じ釜の飯を食った南野とハーランド(右)。(C)Getty Images

 リバプールの補強ターゲットとして取り沙汰されているのが、レッドブル・ザルツブルクのFWカリム・アデイェミだ。

 ここまでオーストリア・リーグで9戦7発と爆発し、先月にドイツ代表デビューを飾った19歳の獲得について、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、同じくザルツブルクからレッズに加入した南野拓実の現状に着目。次のように綴っている。

「2019年のチャンピオンズ・リーグのグループステージで、レッドブル・ザルツブルクと対戦した後、レッズが選択したのはミナミノだった。アーリング・ハーランド(現ドルトムント)ではなかった理由は、一部のリバプール・ファンにとって謎のままだ」

 同メディアは、「たしかに、ザルツブルクがアンフィールドで3‐4で敗北した試合で、日本代表戦士はユルゲン・クロップ監督に感銘を与え、サポーターやリバプールの選手でさえ、試合が終わった後に、クラブに獲得に動くように促した」と伝え、こう続けている。

「後から言うのは簡単だが、アンフィールドでの影響が彼のコントロールを超えた理由で限られていることを考えると、ミナミノの獲得はリバプールにとってギャンブルだった」

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 南野がリバプールへ移籍した20年1月に、時同じくしてザルツブルクからドルトムントへ籍を移したノルウェー代表FWについては、「対照的にハーランドは偉大な選手になるのが運命づけられていた。欧州で最も決定的なストライカーのひとりとしての地位を確立し、ゴールを止めることはない」と記している。

 そして、南野のほかにも、ファン・ヒチャン(現ウォルバーハンプトン)やパトソン・ダカ(現レスター)もザルツブルクを離れた後に思うような結果を残せていないとし、こう締めくくっている。

「ザルツブルクでは、たしかに才能のあるストライカーを見つけることができる。ただ、ハーランドのような超人でない限り、オーストリアを後にした後、ステップアップした先で適応するのに時間がかかることを示している」

 複数のメガクラブが注目するアデイェミの争奪戦に、リバプールは本腰を入れて参戦するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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