Jリーグは10月２日に、J１第31節の６試合を各地で開催。ベスト電器スタジアムでは、アビスパ福岡対清水エスパルスが行なわれ、２-１で清水が勝利を収めた。

　勝利すれば無条件でJ１残留が決まる８位・福岡と、すぐ背後に降格圏が迫る15位・清水の一戦。序盤はアウェーの清水が相手を押し込む。

　セカンドボールを確実に拾い、裏を狙うパスやクロスから好機を作ると、27分に先制点を奪う。素早いカウンターから藤本憲明が放ったシュートはGKに弾かれたが、そのこぼれ球に反応したチアゴ・サンタナがしっかりとネットを揺らした。

　１点のビハインドを負った福岡は、奪ってから前進するパスがなかなか味方に繋がらず。シュートまで持ち込めない苦しい時間が続く。
 

　すると後半の立ち上がり48分に清水が追加点を奪う。右サイドでのボール奪取から、西澤健太がすぐさまゴール前にアーリークロスを供給。これに走り込んだカルリーニョス・ジュニオが右足で合わせてチームの２点目を決めた。

　福岡は62分にジョルディ・クルークス、田邉草民、ジョン・マリの３枚を一気に投入。J・クルークスの質の高いクロスから再三チャンスを得るなど攻勢を強め、81分にジョン・マリのゴールで１点を返すが、ビハインドをはね返せず。最後まで身体を張って守った清水が勝利を飾った。

　福岡は６試合ぶりの敗戦に。清水はJ１残留へ向けて、敵地で価値ある勝点３を得た。次戦は16日、福岡はアウェーでヴィッセル神戸と、清水はホームで柏レイソルと32節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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