知念が劇的決勝弾!!苦しんだ川崎が湘南に2-1で競り勝つ

2021年09月26日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ミスが多かった川崎に対して湘南がチャンスを作る

後半アディショナルタイムに知念が劇的な決勝弾!!右からのクロスにヘッドで合わせた。(C)SOCCER DIGEST

[J1第30節]川崎2-1湘南/9月26日/等々力

 9月26日、J1の30節、川崎と湘南の一戦が等々力陸上競技場で行なわれた。

 首位を走る川崎はリーグ戦では約4か月ぶりのホームでの試合。サポーターの後押しを背に3連勝を目指した。一方の湘南はコーチから昇格した山口智体制での3試合目で、新指揮官の下での初勝利を目指した。

 4日前のアウェー・鹿島戦はアカデミー出身の宮城天の劇的勝ち越し弾で勝利した川崎は、スタメンを大幅に変更し、システムも従来の4-3-3ではなく4-4-2を採用。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根視来、山村和也、車屋紳太郎、旗手怜央、中盤はボランチに谷口彰悟、脇坂泰斗、サイドハーフは右に遠野大弥、左に宮城、縦関係になることの多かった2トップには小林悠、知念慶が入った。

 対する湘南は3-5-2。GKは谷晃生、3バックは右から舘幸希、石原広教、杉岡大暉、アンカーは田中聡、ウイングバックは右に岡本拓也、左に畑大雅、インサイドハーフに茨田陽生、平岡大陽、2トップに大橋祐紀、町野修斗が入った。 

 9分には相手の後方でのボール回しのミスを突いた川崎がつなぎ、小林がシュートを放つもGK谷がセーブした。

 すると徐々に湘南がチャンスを掴み、15分には先制に成功する。高い位置でボールを奪うと、左サイドで平岡がボールを持つと、大橋へつなぎ、大橋がペナルティエリアの左を突破。クロスはDFにあたりながらGKの前に転がると、走りこんだ田中が合わせてゴールを奪った。

 その後は連戦の影響か川崎がミスを連発。湘南がカウンターから好機を作るも決め切れず、湘南が1点をリードして前半を折り返した。
 川崎はハーフタイムで3人を交代。谷口に代えて橘田健人、遠野に代えて登里享平、宮城に代えてマルシーニョを投入し、システムも4-3-3に戻した。

 それでもなかなか流れは変わらず、湘南がチャンスを作ったが、65分に旗手が同点ゴールを奪う。右サイドからの山根のクロスに旗手がエリア内でヘッドで合わせてネットを揺らした。

 その後は互いにゴールを奪えない展開が続く。しかし川崎は2試合続けてドラマチックなエンディングを迎える。90+4分に右サイドの家長昭博のクロスを知念がヘッドで合わせて、劇的な決勝弾をマーク。苦しんだ川崎が湘南に逆転勝利を収めた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【J1第30節PHOTO】川崎2-1湘南|等々力劇場健在!知念の決勝弾で川崎が逆転勝利!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事