憧れは「三笘選手や古橋選手」。町田の特別指定選手に認定された山梨学院大のFW平河悠は「戦力になり得る」

2021年09月25日 サッカーダイジェスト編集部

ストロングポイントは「オフ・ザ・ボールの動き出し、ゴール前の攻撃」

2023シーズンの加入が内定している山梨学院大のFW平河悠が、特別指定選手に認定された。

 J2のFC町田ゼルビアは9月24日、2023シーズンの加入が内定している山梨学院大のFW平河悠が、特別指定選手に認定されたことを発表した。

 リリースに際してクラブはオンライン会見を実施し、まずは三島俊孝強化部長が加入内定と特別指定選手認定までの経緯を明かした。

「まずは、当クラブの丸山竜平スカウト部長から、リストアップしている選手のなかで『特に最近気になった選手がいる』ということで、平河選手を練習参加させたいという話がありました。

 実際に平河選手は3、4日しか練習参加できませんでしたが、それでも監督やコーチ陣の評価はすこぶる良くて、「本当に面白い選手だね」という評価をいただきました。そこで結論を出すのは簡単でしたが、普段の練習と、実際の公式戦も映像で見て、そこで面白い選手という確信ができたので、ぜひ獲得しようとなりました」
 
 スカウトの目を引き付け、練習参加や公式戦の活躍でアピールに成功した平河は、自らのストロングポイントを「オフ・ザ・ボールの動き出し、ゴール前の攻撃」と語る。「憧れの選手は?」との質問には、次のように答えた。

「三笘(薫)選手や古橋(亨梧)選手の動画をよく見ています。古橋選手はオフ・ザ・ボールの動き出しで相手GKとの1対1まで持っていくのが上手な選手。また自分は元々サイドハーフの選手で、ドリブルする機会も結構あるので、三笘選手のドリブルやタッチが勉強になると思って見ています」

 三笘や古橋を参考にしているだけあって、三島強化部長も「得点も決めるし、チャンスメーカーでもある。スピードあるドリブラー」と平河を評する。さらに「ウチに少ししかいないタイプ」と述べ、「戦力になり得る」と太鼓判を押す。

 特別指定選手として町田でどれほど活動するかは「調整中」(三島強化部長)だが、2シーズン先の内定(大学3年時の内定)及び特別指定の認定はクラブ初であり、その事実からは期待の大きさが伺える。

 果たして、早期のJデビューなるか。楽しみに待ちたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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