「学びを与えた」三好康児の“執念のゴール”が生まれた、19歳守護神との対峙に現地メディア称賛!「彼の勝ちだ」

2021年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

伊東との日本人対決マッチでダメ押しの3点目

三好はリーグ戦初ゴールで勝利に貢献。(C)Getty Images

 現地時間9月22日、ベルギー・リーグの延期されていた第5節アントワープ対ヘンクが行なわれ、4-2で前者が勝利を収めた。

 この試合ではそれぞれ三好康児、伊東純也が先発出場。日本人対決となった一戦で、伊東は先制点をアシスト。その後、アントワープが前半だけで3点を取り返すと、後半は1点ずつ奪い合い、ホームチームが勝利を手にしている。

 このうち三好は41分、ダメ押しの3点目を叩き込んだ。ビルヒル・ヴェストラーテの放ったシュートをGKが跳ね返したところに飛び込んで押し込み、一度はGKに触られたものの、さらに詰めて宙に浮いたこぼれ球を左足ダイレクトで蹴りこんだ。

 この日ヘンクのGKを務めていたのは、ベルギーU-21代表にも選出されている19歳のマールテン・ヴァンデボールトだ。現地紙『Het Nieuwsblad』によれば試合後、若き守護神は2点目のヴェストラーテに決められた直接FKと、三好に奪われたゴールについて「今日はよく眠れないと思う」と悔しさを滲ませたという。

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「FKのときは左に踏み出してしまったので、ボールに触れなかった。それに、3点目のゴールは視界が遮られて、ボールを見るのが遅くなってしまった。三好は運よくゴールを決めてくれたね。最悪だ。この局面のことはしっかり分析する。ここから学ばなければならない」

 同紙はこのコメントを受け、「ヴェストラーテとミヨシは若きスター候補に良い学びを与えたことになるだろう」と綴っている。

 また、現地メディア『Gazet van Antwerpen』は「こぼれても詰めた、しつこく2回トライした彼の勝ちだ」と評し、「このゴールでヘンクを袋小路に追い詰めた」と称えている。

 三好はヨーロッパリーグ予選で2ゴールを挙げているが、リーグ戦ではこれが初ゴールとなる。今シーズンはコンスタントに先発出場を重ねており、すでに昨シーズンに記録した公式戦3ゴールの記録に並んだ。8試合を終えて3位に浮上したチームを、さらに押し上げる活躍ができるか、現地でも期待が高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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