契約延長交渉がまとまらないケシエはミラン退団? 後釜はポルトガル代表MFかフランスのヤングタレントか

2021年09月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ミランは年俸の大幅アップを提示するも…

22年6月でミランとの契約が満了するケシエ。(C)Getty Images

 2021-22シーズンが開幕して間もないなか、すでに次の移籍マーケットに向けた動きが各国メディアを賑わせている。

 大きな注目は、今シーズン終了後の22年6年に契約が満了するコートジボワール代表MFのフランク・ケシエだ。ミランとの契約延長交渉が進んでおらず、今シーズン終了後にフリーで退団する可能性があるという。

 そんなケシエには、マンチェスター・ユナイテッドやリバプール、チェルシーといったプレミア勢やパリ・サンジェルマンなど、各国のメガクラブが関心を示していると盛んに報じられている。

 ケシエ本人はミラン残留を希望し、ミラン側は現年俸220万ユーロ(約2億9000万円)の大幅増を決定。基本年俸500万ユーロ(ボーナスを含めれば最大650万ユーロ=約8億4500万円)の5年契約と最大限の条件を提示している。しかし、ケシエの代理人は基本年俸650~700万ユーロ+ボーナスを要求。この溝が埋まらず、契約延長交渉が一向にまとまらないのだ。
 
 ミラン側はケシエの退団に備えているようだ。スペインの『Estadio Deportivo』紙は、もしケシエとの契約延長が成立しなければ、ミランはベティスのポルトガル代表MFウィリアム・カルバリョを代役に考えていると報道。23年6月で契約が切れる準ボスマンのカルバリョを、22年1月の移籍市場で獲得するかもしれないという。

 また、イタリアの『Tuttosport』紙は、マルセイユのブバカール・カマラがミランのターゲットだと伝えている。CBでもプレーできる守備的MFは22年6月でマルセイユとの契約が満了するため、フリーでミランに加入する可能性があるようだ。

 ジャンルイジ・ドンナルンマ(現パリSG)やハカン・チャルハノール(現インテル)と、高年俸を要求する選手側に対して毅然とした姿勢を貫き、契約満了での退団を認めてきたミラン。はたしてケシエもフリーでミランを退団するのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】ケシエもプレーしたユベントス戦のハイライトはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事