「立場をわきまえる必要がある」アーセナルOBがC・ロナウドの“コーチング”に物申す!「ファーガソンの下なら…」

2021年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ほんの少しネガティブだと感じる」

C・ロナウドは交代後もベンチを飛び出し、チームの勝利のために声を出し続けた。(C)Getty Images

 現役時代はアーセナルなどで活躍した元イングランド代表DFマーティン・キーオンが、クリスチアーノ・ロナウドの"タッチライン・コーチング"にモノを申した。英メディア『talkSPORT』が9月17日に伝えている。

 今夏にマンチェスター・ユナイテッドへ電撃復帰したポルトガル代表FWは、14日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第1節、ヤングボーイズ戦(●1-2)に先発。先制ゴールを決めたこの試合で注目を集めたのは、72分にピッチを退いてから取った行動である。

 アーロン・ワン=ビサカが退場となり、劣勢を強いられるチームに対し、背番号7はEURO2016の決勝で見せたように、オレ・グンナー・スールシャール監督の横に立って大声を出し、味方を鼓舞したのだ。

【画像】交代後も最前線へ!スールシャールの横で大声を出すロナウド"監督"

 この行動に、ユナイテッドOBのリオ・ファーディナンドは「もし私が監督だったら、彼には『座れ』と言っている」とコメントするなど、ちょっとした議論となっていた。
 
 そんななか、『talkSPORT』で解説を務めるキーオンは、「彼は自分の立場をわきまえて、ベンチに座る必要がある」と語り、レッドデビルズの伝説的存在で、C・ロナウドも「サッカー界の父」と慕う名将を引き合いに出して、こう続けている。

「スールシャールがそれを正しい方法で処理すると確信している。彼はそれを奨励するかもしれないが、監督は1人だけだ。サー・アレックス・ファーガソンの下では、こんなことにはならなかったと思うよ」

 そのうえで「クラブはそうした振る舞いを管理する必要がある。私はそれがほんの少しネガティブだと感じる」と、チームに悪影響を及ぼす可能性があるとも訴えたアーセナルのレジェンドは、一方で5度のCL制覇を誇る36歳の加入による、絶大な効果に触れることも忘れなかった。

「ロナウドがもたらした全てのポジティブな要素に目を向ける必要があると思う。ドレッシングルームは本当に活気があり、スイッチが入った。彼は常に勝者であり、彼と一緒にドレッシングルームを共有することが毎日の喜びであることは間違いない」

 交代した後まで話題を集める男、C・ロナウド。今後もその一挙手一投足から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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