因縁の対戦に、現地も注目しているようだ。

　現地９月19日に開催されるラ・リーガ第５節で、久保建英が所属するマジョルカは、ホームでビジャレアルと対戦する。日本代表MFにとっては、昨シーズンの前半戦に半年間だけレンタルでプレーした古巣との対戦だ。

　現地メディア『Ultima Hora』は、マジョルカを率いるルイス・ガルシア監督にとっても、2018年の暮れに就任し、わずか６試合（４分け２敗）で解任された古巣との対戦であると紹介。「カメラの注目を集めるもう一人の出演者はクボだ」と綴った。

「主人公から脇役へ」と小見出しが付いた記事で、「マジョルカが降格した後、彼は黄色いチームにローンで移籍したが、チャレンジは数か月後に中断された」とし、こう綴っている。

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「華々しい入団にもかかわらず、ウナイ・エメリ監督の下で、タケは300分強しか出場できず、先発は２回だけで、もちろんフル出場はなかった」

　そして、同メディアは、今回のゲームがリベンジの機会であると締めくくっている。

「（ビジャレアルで）キャリアで最初の大きな挫折を味わった日本人にとって、日曜日の試合は自分自身を表現し、何らかの形で過去を清算するための良い機会である」

　満足な出場機会を与えてくれなかったエメリ監督の前で、久保は昨シーズンの鬱憤を晴らすことができるか。そのパフォーマンスを現地も注視している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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