現地時間９日に開催されたカタール・ワールドカップの南米予選第10節で、アルゼンチンはホームでボリビアと対戦。大エースの活躍で３‐０の快勝を飾った。
　
　14分に、レアンドロ・パレデスからパスを受けたリオネル・メッシが敵DFをかわしてエリア外から強烈なミドルで先制ゴールを叩き込むと、この10番が64分と88分にも加点。ハットトリックを達成し、チームを勝利に導いてみせた。

　この試合の後には、今年の６～７月に行われたコパ・アメリカの優勝セレモニーが実施された。ブラジルで開催されたこの大会で、アルゼンチンは決勝で開催国を１‐０と破り、28年ぶりの戴冠を果たした。長らくエースとして君臨してきたメッシにとって、悲願の代表初タイトルでもあった。

【動画】「これぞ神だ」メッシが達成した衝撃のハットトリックをチェック！

　母国のファンの前でトロフィーを掲げたメッシは、受け取る前から人目をはばからず涙を流した。スペイン紙『MARCA』は、その感情について、セレモニー後のインタビューで、次のように語ったと伝えている。

「これはずっと前から求めてきたものだ。この瞬間を夢見ていた。それがどこでどのように起こったかを考えても、特別な瞬間だ。たくさん待った後、チャンピオンになり、トリビューンにいる父と兄弟と一緒にここで祝えるなんて、これ以上の方法はないよ。彼らも苦しんできたんだ。いま、僕はとても幸せだ」

　ついに手にしたトロフィーを、２か月待って、ようやく家族とファンの前で掲げることができた。その瞬間に感情を抑えきれなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】試合後のセレモニーでひとり涙するメッシ

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち