「トミヤス? 残念だよ」冨安健洋の退団に元イタリア代表DFが嘆き!「成長していたから、残っていれば…」

2021年09月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「不在の影響を感じることになるだろう」

冨安を称賛してきただけに、カステッリーニは退団が残念だったようだ。(C)Getty Images

 以前から高く評価し、たびたび賛辞を寄せてきただけに、退団に思うところはあるだろう。だが、主力選手が移籍しても、クラブは前進しなければならない。

 かつてボローニャでプレーした元イタリア代表DFのマルチェッロ・カステッリーニが、『Rete 7』の番組で冨安健洋のアーセナル移籍に言及した。ボローニャ専門サイト『tuttobolognaweb』が伝えている。

 現役時代にキャプテンマークも巻いたOBは、冨安がイタリアに渡ってから、何度も日本代表DFを称賛してきた。だからこそ、今夏のマーケットで去就が取りざたされた際も、「放出は大きな頭痛の種となる」「貴重なジョーカーを失う」と、冨安の穴埋めは大変との見解を示してきた。

 だが、クラブは移籍市場最終日、アーセナルからの最大2300万ユーロ(約28億8000万円)というオファーを受け入れ、シニシャ・ミハイロビッチ監督の下で活躍してきた冨安を手放している。

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 カステッリーニは「トミヤスの売却?彼は重要な選手だ。(移籍が)起こり得ることは分かっていたが、残念だと思っているよ」と話した。

「経験という点でも、彼は成長していた。少しその不在の影響を感じることになるだろうね。彼が残っていれば、ボローニャはより確実だったはずだ」

「だが、今はページをめくり、新戦力を成長させなければいけない」

 冨安が欠場した開幕戦で、ボローニャは2失点しながらも3-2と白星発進した。続くアタランタ戦はスコアレスドロー。クリーンシートを保ち、2戦無敗と上々のスタートを切っている。一方、冨安が加入したアーセナルは、プレミアリーグ開幕から3連敗、無得点の9失点で最下位と苦境にある。

 ボローニャとアーセナル、そして冨安には、これからどんな道が待っているだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編

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