【日本0-1オマーン|採点&寸評】痛恨の敗戦。森保監督の采配もハマらず…

2021年09月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

権田は好セーブも見せたが…

【警告】日本=伊東(35分) オマーン=アブドゥラ・ファワズ(27分)、アムジャド・アルハルティ(63分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】イサム・アブダラ・アルサビ(オマーン)

[カタール・ワールドカップ・アジア最終予選]日本 0-1 オマーン/9月2日/市立吹田サッカースタジアム

【日本代表・総評】

 試合前から激しい雨が降り、水しぶきが上がるエリアもあるなど、序盤はパスがつながらずテンポも上がらない。前半の途中から少しずつ、オマーンのゴールに近づいたが、後半は一進一退の展開。53分には右サイドを突破され、長友のエリア内でのハンドを取られるも、VARの介入で取り消しとなる、心臓に悪い場面も。全体的に身体が重そうで、試合終了間際にまさかの失点。重要だったホームでの最終予選初戦で敗れたのは痛すぎる。今はこれからの奮起に期待するしかないだろう。

【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 5.5
60分には相手のシュートを頭でセーブするなどゴールを守り、声もよく出ていた。しかし最後に被弾。フリーで打たれただけに致し方なしか。

DF
2 植田直通 4.5
真骨頂の空中戦、対人の強さは見せる。ただ相手との1対1でシュートまで持ち込まれるなど課題も見え、つなぐ意識は高かったが、ずれるシーンも。後半には危険な位置でのボールロストがあり、失点シーンでは目の前で決められた。
 
5 長友佑都 5
34分に相手のカウンターを冷静にケアしたのはさすが。ただ、前半はコンディションの問題もあったのか、ボールの扱いが雑になる場面があり、一列前の原口との連係も良好とは言えず。後半は調子を上げた印象だが、53分には一度、エリア内でハンドと判定され、VARで取り消しになった。失点シーンでは前につり出された。

19 酒井宏樹 5
水が溜まったメインスタンド側でのプレーとなった前半、特に序盤は我慢のプレー。それでも徐々にギアを上げて持ち前の力強いパフォーマンスを発揮した。一方でより前に出た後半は、珍しく右サイドを突破されてピンチを迎える。疲れがあったか。

22 吉田麻也 5.5
27分の伊東のシュートにつなげたロングフィードは秀逸。チームのテンポがなかなか上がらないなか、粘り強く最終ラインを統率したが、もう少しチームをコントロールしたかった。

【PHOTO】W杯アジア最終予選オマーン、中国戦に臨む日本代表招集メンバー24人を一挙紹介!
 

次ページ約10か月ぶり復帰の柴崎は前半に奮闘

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事