【オマーン戦のスタメン予想】冨安らに続き南野も欠場へ。CB、左SB、左サイドハーフは誰が務める?

2021年09月02日 サッカーダイジェスト編集部

CBは植田を起用か?

オマーン戦の予想スタメン。冨安、守田、板倉に続き南野も欠場の予定。

 2022年に開催される予定のカタール・ワールドカップ出場を目指す森保ジャパンが、最大の関門である最終予選へいよいよ臨む。

 組み分けでグループBに振り分けられた日本は、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同組。韓国らが所属するグループAを含めて、各組上位2か国が本大会の出場権を掴み、各組の3位チームはプレーオフで対戦。その勝者が大陸間プレーオフへ進出する。開催国枠で出場するカタールを除き、アジアに振り分けられた枠はいわゆる「4.5」で、日本は7大会連続での本大会の切符獲得を目指す。

 その初戦の相手がオマーンだ。会場は大阪の市立吹田サッカースタジアム。9月2日、19時10分にキックオフされる。

 中国のホームで開催されるはずだった第2戦の中国戦(9月7日。新型コロナウイルスの影響を受けた中国政府の厳しい入国制限によってカタールで開催されることが決定。日本はオマーン戦後にカタールへ移動する)を含め、森保一監督は船出の2連戦へ24人のメンバーを招集した。

 しかし、予想外のアクシデントが続いている。まずキャンプテンの吉田麻也とCBを組むはずだった冨安健洋は、アーセナルへの移籍が決まったが、そのメディカルチェックに備えて合流できず。ここ数試合で良いアピールをしていたボランチの守田英正は、ポルトガルからの移動時間の関係で、日本政府とJFAが新型コロナウイルスの影響から事前に取り決めていた「3日前入国」に間に合わず、こちらもオマーン戦にエントリーできなかった。

 さらに10番を背負う南野拓実、冨安の代わりにCBでの起用が予想された板倉滉が前日練習を欠席。南野はオマーン戦の欠場が濃厚とされ、板倉はチームを離脱することが決定。G大阪の昌子源が追加招集された。
 
 そのなかで、GKは常連の川島永嗣、権田修一に加え、先の東京五輪で守護神を務めた谷晃生が初のA代表入り。ただ、経験値、これまでの起用法を鑑みれば、先発を任されるのは権田か。

 一方で最終ラインのポイントはふたつ。CB吉田、右SB酒井宏樹は固いとして、冨安、板倉が不在のCBは誰が務めるか。候補として挙げられるのは植田直通とSBやボランチもこなせる中山雄太だ。ここでは現チームでCBとして数試合に出場している植田を予想。ちなみに追加招集の昌子はオマーン戦の前日に行なわれたルヴァンカップのC大阪戦に先発フル出場している。

 また左SBで不安視されるのは、マルセイユ退団後、現状では所属クラブが決まっていない長友佑都の状態だ。もっとも本人は「所属先がないので個人でしっかりトレーニングをしていた」と語っており、3度の最終予選を戦った経験を踏まえても、初戦はこの34歳のSBが先発するのではないか。または、東京五輪で左SBとして評価を高めた中山の線も考えられる。

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