「自分なら絶対にキレていた」古橋亨梧のプレーを元選手が批判「分かってない」

2021年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ああいうのが決定的な瞬間なんだ」

宿敵とのダービーではゴールを挙げることができなかった古橋。(C)Getty Images

 決めればヒーロー、外せば酷評。ストライカーの人生は厳しいものだ。

 8月29日のスコティッシュ・プレミアリーグ第4節、レンジャーズ対セルティックの「オールドファーム」で、古橋亨梧が所属するセルティックは0-1で敗れた。

 アンジェ・ポステコグルー監督が古橋を左ウイングに置き、CFにオドソンヌ・エドゥアールを起用したセルティックは、得点を奪えないまま後半にセットプレーから失点。その後、エドゥアールに代えて古橋を中央としたが、8戦7発と好調だった日本のストライカーも好機を生かせなかった。

 現役時代にリーズなどで活躍したFWノエル・ウィーランは、特に85分の場面を批判している。ペナルティーエリア右でスルーパスを受けた古橋のシュートが、GKロビー・マクローリーに阻まれたシーンだ。このとき、逆サイドにはフリーのライアン・クリスティがいた。

 好機を得点につなげられず、クリスティは古橋に「どうしてパスしないのか!」と言わんばかりのジェスチャーを見せている。『Football Insider』で、クリスティが古橋に怒っているか問われると、ウィーランも「そうだね。正しい決断を下せるかの問題だ」と話した。

「大切なのは、チームにとってのベストだ。彼がパスしていればゴールだった。シンプルなことだ」

【動画】「彼がパスしていれば…」ウィーランが批判した古橋のプレー
 さらに、ウィーランは「わたしがあの立場なら、絶対にキレていただろう。試合を挽回し、変えることのできる得点を挙げられたからね」と続けている。

「ああいうのが決定的な瞬間なんだ。それを分かっていなかったね」

 ただ、前述のように、この試合で古橋が中央でプレーしたのは、エドゥアールが交代してからだった。試合開始から中央で起用され、より多くの好機を手にしていたら、結果は違ったかもしれない。

 それでも、ビッグマッチで決めれば同点というチャンスをゴールにつなげられなければ、ストライカーは批判される。古橋はこの一戦を糧にし、さらに得点を量産していけるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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