「驚きでしかない」古橋亨梧の“不可解な起用法”を地元紙が疑問視!「敵の守備陣は安堵したはずだ」

2021年08月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ポステコグルー監督は選択ミスと認める

古橋の左ウイング起用が疑問視されている。(C)Getty Images

 現地時間8月29日に行なわれたスコティッシュ・プレミアリーグ第4節、レンジャーズ対セルティックの「オールドファーム」は、1-0で前者が勝利した。古橋亨梧は伝統の一戦で先発フル出場を果たしたが、得点を奪うことはできていない。

 アンジェ・ポステコグルー監督は、大一番で8試合7ゴールと絶好調の古橋を左ウイングに配置。CFにオドソンヌ・エドゥアールを起用した。だが、ネットを揺らすに至らず。試合後、指揮官は「真ん中でスタートさせるべきだった」と、日本代表FWの起用に関して自身の選択ミスだったと認めている。

 地元紙『Glasgow Times』でも、ポステコグルーの采配を疑問視する記事が掲載された。

「加入以降、どこでプレーすることを求められても、キョウゴ・フルハシのエネルギーと熱意は確かにセルティックを改善してきた。だが、セルティックが計り知れないほどより大きな脅威となり、よい良いチームになるのは、彼が中央でプレーしたときだ。これでそれは非常に明らかになった」
 
 同紙は「AZ戦で途中出場してまずまずのパフォーマンスだったので、この決定の裏にあるロジックは簡単に理解できる」と続けている。

「だが、レンジャーズ守備陣は間違いなく、比較的動かないエドゥアールより、フルハシの絶え間ない動きに対処しなくて済んだことに安堵したはずだ」

 さらに、『Glasgow Times』は、途中からCFに入った古橋が「70分プレーしたエドゥアールよりも短い時間ながら、ストライカーとしてより脅威を与えていた」とし、「残り20分強でレンジャーズが得点するまで、ポステコグルーが変更しなかったのは驚きでしかない」と指摘している。

「もしもエドゥアールが移籍し、セルティックがもっとコンスタントにフルハシを中央でプレーさせることになったら、それでもっとも恩恵を受けるのは彼ら自身かもしれない」

 宿敵に屈した大一番は、今後の古橋の起用法を定めることになるのか。これからのオーストラリア人指揮官の采配に注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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