「初めてぶつかった時、交通事故が起きたと思った」。町田の太田修介が挙げた過去対戦して最も衝撃を受けた選手が強烈すぎる

2021年08月28日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「むち打ちが起きるくらいで、『これは事故った』と思った」

町田の太田修介(写真左)と東京Ⅴのンドカ・ボニフェイス(写真右)。日本体育大でチームメイトだった。(C)SOCCER DIGEST

「初めてぶつかった時、交通事故が起きたと思った」

『サッカーダイジェスト』では毎年、『J1&J2&J3選手名鑑』を発売している。制作に際して各クラブにご協力をいただき、選手たちへ様々なアンケートを実施しており、2018年に甲府の太田修介(現・町田)が挙げた「過去対戦して最も衝撃を受けた選手」がンドカ・ボニフェイス(現・東京Ⅴ)。日本体育大時代のチームメイトで、その選出理由が冒頭の内容だった。

 確かに現在のンドカは183センチ・89キロで、フィジカルを武器に活躍してきた。それにしても、単なる「身体が強かった」ではなく、「交通事故」と表現するほどの衝撃は、いったいどれほどのものだったのだろうか。ようやく太田に話を聞く機会に恵まれた。

「大学に入って、たしか最初の紅白戦の時でした。僕はフォワードで、ボニはディフェンスでマッチアップしていて、僕がくさびのパスを受けに行ったんです。そしたら、後ろからバーン、いやバチコーンっていかれてめっちゃ吹っ飛んだですよ。

 それが本当にもう、むち打ちが起きるくらいで、『これは事故った』と思って。『こんなに強いやつがいるんだ』と強烈なインパクトとして残っています」
 
 当時のシーンを太田は「大学に入って最初の紅白戦だったので、自分の特長をアピールしないといけない時だったんですよね。ボニは強さが売りだから、100パーセントで勝負しにきたんだと思います」と考察する。確かにナイジェリア人の父を持つフィジカル自慢がフルパワーで当たりにきたら……、どうなるかは想像に難くない。

 強烈すぎるエピソードを明かしてくれた太田は現在、日本体育大でも共闘した福井光輝と町田で「大学時代のノリが続いている(笑)」間柄だという。そして「ボニはもちろん、秋田の輪笠祐士、山形の長谷川洸など、みんなそれぞれの場所で頑張っているので、良い刺激をもらっています。同期には負けていられない」と語る。"日体同期対決"には注目だ。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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