「プレミア挑戦の希望を伝えた」冨安健洋、改めてトッテナム移籍を直訴と現地報道!「タイムリミットは…」

2021年08月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「トミヤスに有利に働いていない」

冨安自身はプレミアを目指す気持ちがあるようだが…。 (C)Getty Images

"タイムリミット"は、ついにあと2、3日と迫っている。ボローニャにとって納得のオファーが届いていないことは、連日のように報じられてきた。それでも、冨安健洋はクラブにプレミアリーグ移籍が希望と伝えたようだ。

 イタリア紙『il Resto del Carlino』は8月25日、冨安がクラブとの面談でイングランド行きが希望と話したと報じている。だが、28日のセリエA第2節アタランタ戦に招集されれば、今夏の残留は確定的とも伝えた。

 東京五輪を終え、20日に合流した冨安は、今後に関してクラブと話し合うことが報じられていた。記事によれば、冨安はトッテナムと年俸約200万ユーロ(約2億5000万円)の5年契約で口頭合意しており、ボローニャには再度、プレミア挑戦を望んでいると伝えたという。

 だが、ボローニャは冨安に2500万ユーロ(約31億3000万円)のオファーが届いていないと回答したそうだ。週末までに届けば放出するが、クラブはアタランタ戦を期限と設定しており、試合に冨安を招集すれば、それは残留決定を意味するとのことだ。
 
 トッテナムはプレミアリーグ開幕から2連勝を飾っている。しかも2試合連続クリーンシートだ。さらに、アタランタから獲得したクリスティアン・ロメロをまだほとんど使っていない(開幕戦で終了間際に途中出場したのみ)。

 il Resto del Carlino紙は、トッテナムには3人の右SBがいるとも指摘し、「イングランドで起きていることは、トミヤスに有利に働いていない」と伝えた。

「放出がなければ、トッテナムはトミヤスへの道をあきらめるかもしれない。そしてそれは、カステルデーボレ(ボローニャ)で望まれていることだ。シニシャ・ミハイロビッチが持つ弓に、できるだけ多くの矢がある状態で、質を高める飛躍のシーズンとすることを願っている」

 冨安は少なくとももう1年、ボローニャでミハイロビッチの指導を受けることになるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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