古橋亨梧の勢いが止まらない。今夏、ヴィッセル神戸からセルティックへと移籍し、海外初挑戦を果たすと、初先発のヨーロッパリーグ予選で初ゴールをマーク。そこから３日後のリーグ・デビュー戦ではハットトリックと、離れ業をやってのけた。その後も好調を維持し、ここまで６試合で６ゴールと圧巻の成績を残している。

　躍動するサムライに、海外メディアも注目している。イタリア紙『Gazzetta dello sport』は８月20日付けで「セルティック、ナカムラの後継者はフルハシ」と題し、特大の賛辞を寄せている。

「６試合、６ゴール。１月20日に26歳になったこの若者は、髪型や顔立ち、そして何よりもその国籍が、日本人として初めてチャンピオンズ・リーグで得点したレジェンド、ナカムラを彷彿とさせ、すでにセルティックに旋風を巻き起こしている。日本のFKの魔術師は43歳になった今でも、地元の横浜でプレーしている。一方、キョウゴは、スコットランドのファンを興奮させ始めたところだ」
 

　また、『Gazzetta dello sport』は古橋が神戸時代、名立たるレジェンドと共にプレーしていたことにも注目。「かなりの経歴の持ち主でもある」と驚きをもって伝えている。

「フルハシはセルティックに移籍する前は、日本で最も重要なチームのひとつであるヴィッセル神戸でプレーしていた。そこで26歳の彼は、ヨーロッパで経験を積んだ優秀な選手たちからアドバイスを受ける機会を得た。アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキ、トーマス・フェルマーレンとチームメイトになっているのだ。いくつかの"秘密"を盗むのには十分だ。実際、彼らは何かを伝えたのかもしれない」

　セルティックは、21日に国内リーグ第３節でセント・ミレンと相まみえる。欧州でその名を轟かせている古橋はさらにゴールを積み上げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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