加入してから先発出場した直近の４試合で５得点。味方のゴールを演出する場面もあった。セルティックの古橋亨梧は好調を続けている。

　リーグ戦での先発デビューをハットトリックで飾った26歳の日本代表FWは、現地時間８月15日のリーグ・カップ２回戦でも決勝点となるチームの３点目を挙げた。公式戦５試合、出場286分で５ゴールだ。１得点あたりに要した時間は57分と、驚異的なペースでネットを揺らしている。

【動画】先制点の起点となり、チーム３点目を叩き込む！躍動する古橋をチェック

　当然、アンジェ・ポステコグルー監督は絶賛。スコットランドをはじめとするイギリスのメディアからも、日本から来た新戦力は注目されている。そしてそれは、イギリスだけにとどまらない。

　インドのサイト『FootTheBall』は17日、「キョウゴ・フルハシはセルティック・パークを輝かせる次のアジアのスター」と題し、侍戦士のパフォーマンスを称賛した。

　同メディアは「加入までスコットランドの外ではあまり知られていなかったが、加わってから彼がしたことに誰もが注目」と報道。Jリーグ時代からの得点力を紹介したうえで、「称賛されたのは得点力からだけではない。パスとチャンスメーク能力も同様に重要」と評価している。
 

「（パス精度やドリブル成功率の高さは）ボールを持ったらいかに危険かを示している。視野と知的な動きで、マーカーは次が予測しづらい。スペースを賢く操り、後方からのチームメイトの走りを助ける。さらに、チャンスがあれば１対１で勝てるだけのスピードを持つ」

『FootTheBall』は「クラブでおなじみとなったもうひとりの日本のレジェンドのようになるチャンスがある新戦力」と、かつてセルティックで活躍した中村俊輔に続く存在になれると期待を寄せた。

「セルティックはレンジャーズからの王座奪還を目指している。その冒険においてフルハシが重要なメンバーとなることは疑いない」

　もちろん、スコットランドでの古橋の戦いはまだ始まったところ。さらなる活躍でより多くの世界のメディアがそのプレーに注目するのを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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