「五輪で世界が目撃した」久保建英の新シーズンに米メディアも注目!「日本の若きスターが来て監督も嬉しいだろう」

2021年08月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「五輪で見事なパフォーマンスを披露」

東京五輪を終え、2季ぶりにマジョルカで新シーズンを迎える久保。(C)Getty Images

 レンタル生活も3年目となれば、正念場だ。久保建英にとって、2021-22シーズンは今後のキャリアを左右する一年となるかもしれない。

 東京五輪のグループステージ全3試合でネットを揺らしたものの、悲願のメダルに手をかけることがかなわず、3位決定戦後に号泣した久保は、8月11日にレアル・マドリーからマジョルカにレンタル移籍することが決まった。

 米スポーツチャンネル『ESPN』は13日、「高く評価される日本のスターのマドリーでのキャリアにとって、2021-22シーズンは重要な分岐点となり得る」と報じた。

「スペインのトップレベルで2年プレーし、五輪で見事なパフォーマンスを披露して、今回は違うようになるとのフィーリングがある」

 ESPNは「ルイス・ガルシア監督は日本の若きスターがチームに嬉しいだろう。厳しい挑戦に向けてチームを準備する監督は、五輪で久保がやったように、チャンスをつくって得点し、チームを背負う選手を起用できる」と続けている。
 
「10歳でバルセロナのアカデミー『ラ・マシア』に入団したクボの才能は、ずっと確かだった。だが、彼が出すべきことを世界が目撃したのが、ホスト国を準決勝に導いた五輪だった。森保一監督のチームで創造的な支柱だっただけでなく、グループステージ全試合での得点で貢献している」

 マジョルカで活躍すれば、マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督にアピールすることもできる。ESPNは、ヴィニシウス・ジュニオールのスペイン市民権取得が近づいていることから、マジョルカでの出来が1年後にマドリーでポジションを手にすることにつながる可能性もあると伝えた。

「クボが五輪のようなパフォーマンスをマジョルカで再び出せれば、(ヴィニシウスの市民権取得で空くマドリーのEU圏外枠は)彼のものとなるかもしれない」

 マジョルカは一昨シーズン、久保がレンタル移籍して35試合に出場し、4得点を記録したクラブだ。昨季、ビジャレアルとヘタフェへのレンタルで思うような結果を出せなかった20歳は、1部に戻ってきた古巣復帰で飛躍を目指す。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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