久保建英はレギュラーの座を奪えるのか? ライバルは? 現地メディアが見解「技術とインテリジェンスは優れているが…」

2021年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「多くの試合で十分な時間が与えられるだろう」

2シーズンぶりにマジョルカに復帰した久保。残留に導けるか。※写真は前回在籍時のもの。(C)Getty Images

 レアル・マドリーからマジョルカへのレンタル移籍が決まった久保建英。2シーズンぶりに復帰した昇格チームで、どんな役割が求められているのか。スペイン・メディア『Jornada Perfecta』が8月13日付けで伝えている。 

 記事はまず「オリンピックでは、わずか5試合でクオリティと得点力を発揮し、3ゴール・1アシストをマークした」と東京五輪で久保の活躍に触れ、マジョルカでの起用法について予想している。

「タケはマジョルカでサイドを強化する。右ウイングと左ウイング、さらに中央でもプレーできる。多才なプレーヤーであり、多くの試合で十分な時間が与えられるだろう」

【動画】「お帰りなさい、タケ!」久保がまさかの自転車で登場? マジョルカのウェルカムムービー
 そして、「彼の最高の武器は、ゲームビジョンとスピードであり、足下の技術とインテリジェンスが非常に優れている。クオリティと1対1の崩しに加え、チームのために自分自身を犠牲にし、必要に応じて守備的なコミットメントをもたらすプレーヤーだ」とそのプレースタイルを評価。ただ、ライバルも多いという。

「タケのポジションはかなり人材が多いというのは事実だ。ただ、彼が長期的にサイドアタカーのポジションを奪ったとしても驚きはしない。右サイドのライバルは、コンディションの良いジョルディ・ムブラと、10月まで故障離脱しているアントニオ・サンチェス。一方、左サイドはアマト・エンディアイエ、ラーゴ・ジュニオル、ビクトル・モジェホ。攻撃的MFには、ダニ・ロドリゲスやアレックス・フェバスなどがいる」

 記事は、「右サイドで多くの出場機会があるだろう。前回在籍時も、そのポジションでプレーした」と続け、こう締めくくっている。

「クボは重要な役割が期待されており、クオリティ的には右サイドのレギュラーを狙うこともできるが、(五輪参加で)プレシーズンを経験していないので、徐々にシーズンに入っていくということを考慮しなければならない」

 35試合に出場し、4ゴール・4アシストをマークした19-20シーズンと同様に、マジョルカの攻撃を牽引する存在となれるか。"日本の至宝"のリーガ3年目が幕を開ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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