マジョルカの指揮官が、期待の新戦力について言及した。

　１年で１部昇格を果たしたマジョルカは８月11日、レアル・マドリーから久保建英を１年間のレンタルで獲得したことを発表した。日本代表MFは、2019-20シーズン以来、２季ぶりの復帰となる。

　当時、指揮を振るっていたビセンテ・モレーノ監督（現エスパニョール）の後任として、昨年８月にマジョルカの監督に就任し、２位で自動昇格に導いたのがルイス・ガルシア・プラザだ。

　48歳のスペイン人指揮官は12日、現地14日に行なわれるラ・リーガ第１節、ホームでのベティス戦に向けた記者会見で、久保について言及した。地元紙『Diario de Mallorca』が伝えている。

【動画】契約日の久保建英に密着！監督と会話するシーンも

「彼はさまざまな攻撃的ポジションで起用しようと考えている選手だ。機動性、崩す能力、良いラストパスを持っている。ゴールに貢献してくれることを願っている」

　そして、「彼は慣らし運転が十分にできており、フィジカル的には非常に良い」とコメント。東京五輪の疲れを引きずっていないと見ているようで、『Diario de Mallorca』紙も「（指揮官は久保について）今週の土曜日から頼りになると考えている」と綴っている。

　さらに、L・ガルシア監督は日本代表MFについて、「とても頭が良く、最初のトレーニングで、ここでの最後のステージ（一昨シーズン）と私のスタイルの違いをすでに把握している」と称賛した。

　加入からわずか３日後に行なわれる開幕カードで、久保の出番はやって来るのか。指揮官の言葉を鵜吞みにすれば、その可能性は十分にありそうだが…。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】なぜ青いユニ？ 久保が自転車で登場するマジョルカのウェルカムムービー

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介！