「プロとしてガンバ大阪で経験したすべてが財産」オーストリア1部クラブに完全移籍の中村敬斗が古巣へ感謝のメッセージ

2021年08月11日 サッカーダイジェスト編集部

「不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです」

G大阪時代の中村敬斗。海外挑戦後、初の完全移籍となり、古巣へ感謝のメッセージを綴った。写真●滝川敏之

 J1のガンバ大阪は8月11日、オーストリア2部のFCジュニアーズに期限付き移籍していた中村敬斗が、同クラブとのレンタル契約を解除し、オーストリア1部のリンツへ完全移籍することを発表した。

 G大阪でプロデビューを果たした中村は、2019年7月にオランダ1部のトゥベンテへレンタル移籍。20年6月にはベルギー1部のシント=トロイデンへ、21年2月にはFCジュニアーズへ、いずれも期限付きで移籍していた。つまり今回が海外挑戦後、初の完全移籍となる。
 
 移籍に際して中村は、G大阪をとおして以下のコメントを残した。

「この度、私はオーストリア1部のリンツへ完全移籍をする事になりました。リンツで活躍できるように、これからも更に精進してまいります。

 私は17歳でガンバ大阪に加入し、トップチームの宮本元監督からはプロの厳しさを、ガンバ大阪U―23の實好元監督と、森下元監督からは、自分らしさを失わずに自分を信じる事の大切さを教えて頂きました。ヨーロッパで順風満帆にいかない時でも、私が自信を無くさずに不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです。

 私は17歳でJ1リーグ開幕戦デビューを果たしましたが、その後プロとして未熟だった為、J3リーグのベンチからやり直す事になりました。今の私はガンバ大阪でのこの経験が、自分はどんな事が起きても必ず這い上がれるという自信に繋がっています。17歳、18歳という若さで、プロとしてガンバ大阪で経験したすべてが私の財産です。

 私はガンバ大阪でプロになれた事を、大変誇りに思っています。ガンバ大阪のチームメイト、スタッフ、関係者、そして応援してくださっているサポーターの皆さん、デビューしてからこの期限付き移籍期間を含めての3年半、変わらず温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。
 
 ガンバ大阪U―23の時に作って頂いた横断幕のキャッチコピー

  『魅せろ 進化し続ける才能』

 この言葉を胸に、これからも目の前の一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」

構成●サッカーダイジェスト編集部
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