「申し訳ない気持ち」遠藤航が“最後の試合”と向き合う。「責任を感じてるから。それだけ」【東京五輪】

2021年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もっとチームを勝たせられる選手になりたい」

悔しい結果に終わった東京五輪。ただ、全6試合に先発し、攻守の両局面で奮闘し続けた遠藤の貢献度は高かった。チームになくてはならない存在だった。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 オーバーエイジとしてU-24日本代表に加わり、自国開催のオリンピックに参戦した遠藤航が8月9日、自身のインスタグラムを更新。「皆さん、遅くなりましたが東京五輪での応援ありがとうございました!」と切り出し、次のように続けた。

「最後の試合は今振り返ってもみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。責任をそんなに感じるなと言ってくれた方達には感謝してますが、OAとしてきてる以上、責任は感じなきゃいけないし、それくらいの覚悟を持って戦ったし、あそこでやられちゃいけなかったです」

 銅メダルを賭けたメキシコとの3位決定戦は1-3で敗れた。遠藤は3つの失点に絡んでしまった。開始早々の13分に、アレクシス・ベガに突破を許し、後ろから追いかけて足を引っ掛けて痛恨のPKを献上すると、2、3点目ではマークについていたホアン・バスケスとベガをフリーにしてしまい、ヘディングシュートを叩き込まれた。

「ただ、批判は特に気にしてません。自分のことは自分が1番よくわかっているので。自分に向けてと言ったのは本当に自分に責任を感じてるから。それだけ」

 正直な気持ちを吐露した遠藤は「とにかく最後まで応援してくれた皆さんと、一緒に戦ってくれた選手、スタッフの皆さん、そしてOAとして自分を選んでくれた森保さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と綴り、今後への意気込みを記した。
 
「もっとチームを勝たせられる選手になりたい、まだまだ成長したいと思えた大会でした!これからも一歩一歩、歩みを止めずに頑張ります!そして、このメンバーと一緒にプレー出来たことを誇りに思います。皆さん、本当にありがとうございました!!」

 新シーズンは、所属するシュツットガルトのキャプテンに任命されている。9月からはワールドカップの最終予選が始まる。クラブでもA代表でも、これまで以上の活躍を期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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