ルカクのチェルシー移籍報道、伊メディアは“経済格差に”嘆き「プレミアは別の惑星。セリエAで好きにショッピング」

2021年08月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

インテルのファンは猛反発

チェルシー行きが確実視されているルカク。ファンの失望も大きい。 (C)Getty Images

 栄光から3カ月、インテルのサポーターは失意のどん底にある。ロメル・ルカクのチェルシー移籍が秒読みと言われているからだ。

 イタリアのメディアは、チェルシーがルカクの獲得に1億1500万ユーロ(約143億8000万円)を用意し、インテルがオファーを受け入れたと報じている。選手には年俸1200万ユーロ(約15億円)超の大型契約が準備されているようだ。

 開幕まで2週間を切った中で、絶対的支柱だったルカクを手放すことが、インテルにとって大きな損失であることは言うまでもない。同時に、このコロナ禍の中でそれだけの大金を出せるプレミアリーグのクラブとの懐具合の差を如実に見せつけられたかたちだ。

 『ANSA通信』は8月8日、イタリアがEURO2020を制し、東京五輪の陸上競技4×100mリレーで金メダルを獲得しても、サッカーにおける経済的な差は明白だと伝えている。
 
 同メディアは「イタリアはウェンブリーを陥落させ、欧州王者の称号を得た。東京ではイタリアのリレーチームが0.01秒差でイギリスをかわした」と報じた。

「だが、経済面での勝負になれば、イタリアサッカーには何もできない。プレミアリーグは別の惑星にあり、セリエAで好きなようにショッピングができる」

 また、ANSA通信は、ルカクがイタリアを「愛していた」としたうえで、「年俸1200万ユーロは気候や食事も含むどんな当惑も上回る」と、高額サラリーにはかなわないと続けた。

「セリエAにとっては地震だ。王者を大きく変えるからである。加えて、リーグの価値全体にとっての損失にもなる」

 リーグを代表する、顔となる選手のひとりを引き抜かれるかたちのセリエAだが、ANSA通信は「選手はあまり買わないセリエAだが、監督には多くを支払う」と、新シーズンのリーグには多くの名将がいることも指摘した。

「マッシミリアーノ・アッレーグリのほかに、ルチアーノ・スパレッティ、ジョゼ・モウリーニョ、マウリツィオ・サッリが復帰する」

 インテルがビッグネーム放出を余儀なくされることで、アッレーグリが戻ってきたユベントスが再び優勝候補になるとの見方を示したANSA通信。2021-22シーズンのセリエAは、どのようなバトルとなるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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