「あんまり泣かないので、分かんないですけど…」久保建英が打ち明ける涙の真意【東京五輪】

2021年08月06日 サッカーダイジェスト編集部

「今日は自分たちがだめだった」

久保は試合後、人目をはばからず大粒の涙を流した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表は8月6日、東京五輪の3位決定戦でU-24メキシコ代表に1-3で敗れた。

 日本は13分にPKで失点すると、22分にもセットプレーからゴールを許す。58分にはCKからダメ押し弾を献上した。78分に途中出場の三笘薫が1点を返すも、反撃はそこまでだった。

 試合後、フル出場した久保建英はこう振り返った。

「チームとしてどこかでメキシコならいけるだろうと思っていたのかもしれないです。今日は自分たちがだめだった」
 
 久保は試合終了と同時にピッチに倒れ込み、大粒の涙を流していた。涙の理由を訊かれると、「あんまり泣かないので、分かんないですけど」と前置きしたうえでこう説明してくれた。

「終わっちゃったなという感じで、最後にせめてメダルを獲って帰ると言っていたのに、虚しさというか……。自分が決めていれば、自分がPKを取っていたら、っていろんなことを考えましたね」

 東京五輪は4位という悔しい結果に終わったが、久保はまだ20歳。これからもサッカー人生は続いていく。

「個人的にはもっともっとやれると思うので、これからも試合に出て、ワールドカップにも出て、代表で圧倒的な存在にならないといけない。別にすぐに切り替えなくてもいいと思いますけど、常にこの悔しさを感じながらやっていく」

 東京五輪での挑戦は終わった。久保にはこの経験を糧に大きく成長してほしい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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