「それでもサッカー人生続く」と吉田麻也は前を向く。「メダルで恩返ししたかった。本当に」とサポーターへ熱いメッセージも【東京五輪】

2021年08月06日 サッカーダイジェスト編集部

「完敗です。もう完敗でした。胸張って帰りたい」

メキシコとの3位決定戦に敗れ、4位に終わった東京五輪。吉田はサポーターへ感謝の言葉を述べた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表は8月6日、東京五輪の3位決定戦でU-24メキシコ代表に1-3で敗れた。

 日本は13分にPKで失点すると、22分にもメキシコにゴールを許す。58分にもCKからダメ押し弾を献上し、78分には途中出場の三笘薫が1点を返すも、追いつけなかった。

 敗戦後に主将の吉田麻也は、ゲームを振り返りつつ、今後についても言及して前を向いた。

「完敗です。もう完敗でした。胸張って帰りたいと思います。これで終わりじゃないので、それでもサッカー人生続くので、9月からまたワールドカップの最終予選が始まります。そこにひとりでも多く食い込むために、大変ですけど自分のチームに帰って、ポジションを奪って、9月の代表でまたみんなに会えることを楽しみにしています。僕自身も自分のパフォーマンスを示して、また9月からA代表で戦える準備をしたいなと思います」
 
 また吉田は、自国開催の五輪で応援してくれたサポーターへ熱いメッセージも送った。

「たくさんの方々に、コロナ禍のなかでも応援していただきました。スタジアムにお客さんは来れなかったですけど、たくさんの方々が応援して下さって、今日もスタジアムの外でたくさんのサポーターが横断幕を掲げてくれていて、メダルで恩返ししたかったです。本当に。もうこれはしょうがないので、ワールドカップでまた自分たちの力を示したいと思います。ありがとうございました」

 東京五輪は悔しい結末になったが、オーバーエイジとしてチームに参加して「最高に楽しかったですね」と言う吉田は、「僕もみんなに少しでも何かを与えられるようにと思いましたけど、若い選手からたくさんいろんなものを吸収できて、選手として成長できたと思います」とも述べた。4位に終わってしまったが、貴重な経験になったはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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