「全力で立ち向かったからこそ分かったスペインやメキシコとの差がある」。田嶋会長が感謝の意と決意を表明【東京五輪】

2021年08月06日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「スタジアムで応援いただく機会がなかったことはとても残念」

メキシコとの3位決定戦を田嶋会長はどう見たか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2021年8月6日に行なわれた東京五輪の3位決定戦は、メキシコに1-3と完敗。13分にコルドバにPKを決められ、続く22分にはFKからバスケスにヘッドで叩き込まれた。そして58分にCKからベガにヘッドとまたしてもセットプレーで加点され……。三笘のゴールで1点を返したものの、日本はメダルに手が届かなかった。

 4位という結果を受け、日本サッカー協会の田嶋会長はこうメッセージを送った。
 
「大会を通じて全力を出し尽くして6試合を戦い抜いた選手たちに感謝したい。全力で立ち向かったからこそ分かったスペインやメキシコとの差がある。こうした差を埋めていくために、選手育成や指導者養成をはじめ、日本サッカー協会が覚悟を持って取り組まなければならないことが数多くある。

選手たちが持てる力を存分に出し尽くせるように今日までチームを引っ張ってきた森保監督、チームスタッフ全員にも感謝したい。選手たちは明日から所属クラブに戻ってそれぞれの戦いが、そして、日本代表はワールドカッ予選の準備が始まる。日本サッカー全体で歩みを止めずに成長を続けていかなければならない。日本開催でありながらスタジアムで応援いただく機会がなかったことはとても残念だったが、TVの前で応援してくれた多くの皆様にあらためて感謝をお伝えしたい。」(原文ママ)

 強国との差を埋めるために何をすべきか。真剣に考えなくてはならない。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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