ソン・フンミンはケインの行動に不満?「選手はクラブ以上の存在ではない」に「いいね」

2021年08月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

指揮官はまだケイン本人と話せていないと明かす

ケイン(左)とソン・フンミン(右)の強力タッグは、もう見ることは叶わないのだろうか。(C)Getty Images

 移籍を求めての練習拒否は波紋を広げている。コンビを組んでいたストライカーのSNSでのリアクションは、強硬手段に出たキャプテンに対する不満を表しているのだろうか。

 トッテナムからマンチェスター・シティへの移籍が注目されているハリー・ケインは、今週からのチーム合流に姿を見せなかった。まもなく戻ってくると報じられているが、キャプテンの行動には批判の声も少なくない。

 前線でケインとゴールを量産してきたソン・フンミンも、そのひとりなのだろうか。英紙『Daily Mail』によると、韓国代表のエースはトッテナムのファンアカウントのSNSでの投稿に「いいね」をしたという。「選手はクラブ以上の存在ではない」と記される投稿は、ケインを批判するものだ。

 一方、今シーズンからチームを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督にとって、難しい船出になったことは間違いない。指揮官はまだケイン本人と話せていないと明かし、まずは内部で話し合う必要があると述べた。
 
 英衛星放送『Sky Sports』によれば、チェルシーとのプレシーズンマッチ終了後、ヌーノ監督は「近くハリーと話すつもりだ。まだその機会がなくてね。まずは自分たちで問題を解決しなければいけない。それから(メディアに)話す」と語った。

「コメントしたくないのではないが、この件に関する問題は全て内部で議論すべきだと信じている。公の場で話し合ったりするようなことは避けよう。我々は重要なことに集中し、自分たちの間で状況を解決しなければいけない」

 自身が望めば移籍させるという"紳士協定"を主張していると言われるケインと、あくまで評価額に見合った条件でなければ手放さない姿勢とされるダニエル・レビー会長。件のシティと対戦するプレミアリーグ開幕戦までは10日となった。トッテナムとケインは、どのような解決策を見つけるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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