「彼は残留を望んでいる」未だ“無所属”のメッシ、チームへの合流は先送りに。バルサ会長の見解は?

2021年08月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

8月8日までの解決を目指すとされるが…

バルサとの契約に前向きな姿勢を見せているとされるメッシだが…。 (C)Getty Images

 3週間のバカンスを経ても、リオネル・メッシはまだ始動できないようだ。

 6月いっぱいでバルセロナとの契約が満了し、現在は"無所属"のメッシは、8月2日にチームに合流予定だった。だが、契約問題が解決していないなか、合流は先送りになったという。米スポーツチャンネル『ESPN』が報じた。

 昨年夏に移籍を志願したものの、その願いはかなわず、残留することになったメッシ。クラブはその後、ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長が退任し、ジョアン・ラポルタ元会長が復帰した。新会長はメッシとの契約延長を目指している。

 体制が変わったこともあり、クラブと5年の新契約を結ぶことで合意したと報じられているメッシだが、正式発表には至っていない。ラ・リーガが定めるサラリーキャップの問題をバルサが抱えているからだ。
 
 ESPNによると、ラポルタ会長は2日に「われわれは可能なことをしている」と話した。

「まだ解決していない。だが、うまく進んでいる。メッシが続けるために、われわれはすべてをやる。彼は残留を望んでいるんだ。だが、双方にとって重要なことを明確にする必要がある」

 記事によれば、"フリーエージェント"でもメッシは施設を使用することができるという。ただ、選手は新契約にサインするのを待つことに決めたそうだ。ESPNによると、バルセロナはユベントスと対戦する8月8日のジョアン・ガンペール杯までの解決を望んでいるとのこと。

 リーグ開幕まで10日となったなかで、メッシが始動できないのは、ロナルド・クーマン監督にとって大きな痛手だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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