スカッド完成はトミヤス次第!伊紙がボローニャは冨安の売却を「あてにしている」と報道。30億円超の移籍は実現するか?

2021年07月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

東京五輪・GS最終戦での復帰は、ボローニャにとっても「朗報」

東京五輪の決勝トーナメントでも期待が集まる冨安。メダルを引っ提げビッククラブの門を叩けるか。(C)Getty Images

 補強するには、資金が必要だ。そのためには、中心選手を売却しなければいけないこともある。コロナ禍で経済的打撃を受けたなかでは、なおさらだ。

 冨安健洋が所属するボローニャは、前線、中盤、最終ラインのそれぞれで補強を目指している。だが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は先日、スカッドを完成させるには売却が必要だと話した。

 だからこそ、クラブは日本代表DFの売却を「あてにしている」という。7月29日、ボローニャの地元紙『il Resto del Carlino』が報じている。

 同紙は、ボローニャの補強が「全てはトミヤスの移籍次第」だと報道。クラブは2500万ユーロ(約31億3000万円)と評価しており、その金額で売却できれば、クラブが息をつくことができると伝えた。

 それだけに、東京五輪に参戦中の冨安が、グループステージ最終戦のフランス戦で復帰を遂げたことは、ボローニャにとっても「朗報」だ。冨安が左足首の負傷で開幕から2試合を欠場したことは、去就にも影響するかもしれないと報じられていた。
 
 移籍先として直近で特に注目されていたのはトッテナムだ。本人もプレミアリーグ行きを望んでいると言われる。

 ただ、『il Resto del Carlino』によれば、トッテナムがアタランタのクリスティアン・ロメロ獲得に動いているのを受け、そのアタランタも再び冨安に関心を寄せているようだ。同紙は「再び争奪戦の空気があり、それは2500万ユーロで売る用意があるボローニャに好都合」と伝えた。

「ボローニャは1か月前、トッテナムからの2100~2200万ユーロ(約26億3000万~27億5000万円)のオファーに揺れた」

 昨季までユベントスの技術部門を率いていたファビオ・パラーティチが就任したトッテナムと、近年はイタリア屈指の強豪に成長したアタランタ。22歳が次に挑戦する舞台は、どこになるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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