「重要な1年になる」「多くを求めたい」アッレーグリ、C・ロナウドとディバラに期待!注目のFKキッカーには…

2021年07月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「かたや右利きで、もうひとりは左利きだ」

(左から)C・ロナウド、アッレーグリ、ディバラ。ふたつの才能を新指揮官はどうマネジメントするのか。(C)Getty Images

 マッシミリアーノ・アッレーグリ監督がユベントスに復帰し、最大の注目ポイントのひとつが、クリスチアーノ・ロナウドのマネジメントだ。

 パリ・サンジェルマンなどへの移籍も噂されるC・ロナウドだが、7月26日にバカンスを終えてトリノに戻り、再びアッレーグリ体制となったユベントスでのトレーニングを開始した。

 イタリア人指揮官は、3シーズンぶりに再会した背番号7に、以前よりもさらに強いリーダーシップを望んでいる。イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、27日の会見で、指揮官は「C・ロナウドはこの上なく偉大なカンピオーネであり、素晴らしく、インテリジェントだ」と話した。

「彼には、また会えて嬉しいということと、今季は重要な1年になると伝えた。今よりもずっと経験豊富だった3年前と比べて、彼の責任は大きくなっている。今はピッチでそのクオリティを出すことだけでなく、彼という人の責任感の面でも期待しているよ」

 C・ロナウドのマネジメントで興味深いことのひとつが、直接FKのキッカーを委ねるかどうかだろう。近年、大エースが進んでキッカーを務めるも、壁にはね返されることが少なくないのは周知のとおりだ。アッレーグリは「選手たちの特徴を生かしたい」と話している。
 
「C・ロナウドは遠い位置から蹴るのがとても上手い。パウロ・ディバラは、近くから蹴るのがとても上手い。かたや右利きで、もうひとりは左利きだ。様子を見ていこう」

 C・ロナウドとの共存、昨季の不振、契約延長問題…ディバラのマネジメントにもまた、大きな注目が集まっている。アッレーグリは「心身ともに良い感じだった。とてもモチベーションを感じていると思ったよ」と、背番号10に期待を寄せた。

「今季は昨季のリベンジを果たす可能性がある。今の彼は成熟した年齢になった。素晴らしい感触を得ているよ。私が前回去ったとき、とても若い青年だった彼だが、再会して大人になっていた。彼には多くを求めたい」

 スクデット5連覇にチャンピオンズ・リーグ決勝進出2回と、堂々の成績を残した前回政権と同様の活躍が期待されるアッレーグリの下で、36歳と27歳は輝くことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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