「全てを捧げる覚悟で来ました!」大武峻が磐田から群馬に期限付き移籍!故障者続出CB陣の救世主となるか

2021年07月25日 サッカーダイジェスト編集部

磐田から群馬にレンタルで加入。新天地での活躍に期待がかかる。写真:田中研治

 ザスパクサツ群馬は7月25日、ジュビロ磐田から大武峻を期限付き移籍で獲得したことを発表した。

 移籍期間は21年7月26日~22年1月31日までとなり、磐田との公式戦には出場できない。背番号は40番。

 28歳の大武は今季の磐田では天皇杯2試合の出場にとどまっていたものの、これまで名古屋グランパスやアルビレックス新潟にも在籍し、J1では48試合、J2で66試合と実績は豊富。189センチの長身が魅力で、その打点の高いヘディングと対人の強さが売りだ。

 川上優樹が5月30日のトレーニング中に左膝前十字靱帯損傷(全治6~8か月)、藤井悠太が7月3日の千葉戦で左腓腹筋筋挫傷(全治6週間)とCB陣に故障者が続出していた群馬にとっては、待望の新戦力。現在18位と残留圏ギリギリのチームを浮上させる救世主となるか。

 大武は群馬への加入に際して、以下のようにコメントしている。

「ザスパクサツ群馬サポーターの皆さんこんにちは!

この度、ジュビロ磐田から加入することになりました大武 峻です。ぶーちゃんって呼んでください!

チームの目標達成のために、全てを捧げる覚悟で来ました!よろしくお願いします!」
 
 一方で磐田側では以下のように長文の惜別コメントを残した。

「この度、ザスパクサツ群馬に期限付き移籍することになりました。

 ジュビロ磐田に加入して約1年半、なかなかチームの力になることができずに申し訳ない思いでいっぱいです。今年はチームが8連勝や連続無失点などを達成してJ1昇格争いをしている中、チームの結果は嬉しいのと同時に、その中に自分が加わっていると感じることができずに、自分自身が不甲斐なく悔しい思いでした。

 しかし、試合に出場することはなかなかできませんでしたが、チームには素晴らしい選手達がたくさんいて、普段の練習からでも多くのものを得ることができ、ジュビロ磐田に移籍したことに後悔は全くありません。

 できることなら、ジュビロに残ってもっと活躍したかったですが、今の自分を客観的に見たときに、より自分を必要としてくれる場所で新たなチャレンジをする方がもっと成長できると思い、今回の移籍の決断にいたりました。

 2019年12月にオファーをくれて、今回もチームが昇格争いをしている中で移籍を承諾してくれた、フロントスタッフの方々には本当に感謝しかありません。そして、こんな自分を快く受け入れてくれて、温かい応援をしてくれたジュビロサポーターの皆さんにも、本当に感謝の気持ちしかありません。このような形での報告になり、直接挨拶ができずに申し訳ないです。新型コロナウイルスの影響で、サポーターの皆さんと触れ合う機会が限られていたのが本当に残念ですし、もっと磐田の街や浜松の街を満喫したかったです。

 僕が移籍した後も、「赤い髪とか青い髪にしていたやつがいたな」と記憶の片隅に残ってくれたら幸いです。笑

 最後になりますが、今年ジュビロ磐田がJ1昇格することを願っていますし、できると信じています。

 僕はジュビロで得たものを新天地で活かして、また頑張っていきたいと思います!

 約1年半という期間でしたが、僕に関わってくれた全ての皆さん、本当にありがとうございました!」

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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