「負けていなかった」U-24代表・橋岡大樹、スペインの逸材とのマッチアップに何を感じたのか

2021年07月20日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「スペインはものすごく足下の技術が高い」

スペイン戦について振り返った橋岡。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 逸材とのマッチアップに手応えを感じたようだ。

 7月19日、U-24日本代表のDF橋岡大樹がオンラインでの取材に応じ、17日に行なわれたU-24スペイン代表との一戦を振り返った。

 金メダル候補を相手に1-1のドローで終えたこの試合で、橋岡は後半頭から出場。酒井宏樹に代わって右SBに入り、45分間プレーした。

「スペインはものすごく足下の技術が高くて、普段こういうところにボールが入ってこないだろうなと言うところにも、縦パスを入れてきた。そういう相手と本戦前にできたことは良かった」

 そう振り返った橋岡は、リードを許したスペインが後半から送り込んだブライアン・ヒルとのマッチアップでは一歩も引かず、突破を許さなかった。

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 この20歳のB・ヒルは昨シーズン、セビージャからレンタルで加入したエイバルで大ブレイク。切り味鋭いドリブルで崩しの急先鋒となり、その活躍が認められ、今年の3月にはA代表デビューも飾っている。乾貴士が定位置を失ったのも、この逸材の台頭が大きな理由のひとつだった。

 そのドリブラーとの対決については、「相手がボールを持って1対1になった場面では、個人としてブライアン・ヒル選手に負けなかった」と振り返った。

 一方で、「その前の他との連係とかの部分でうまくいっていなかったところもあったので、そこは改善していかないといけない」と反省も口にしている。

 酒井宏樹が君臨する右SBだが、怪我や出場停止など本番では何が起こるかはわからない。また、金メダルを狙うのであれば、酒井のどこかで休ませることも必要だ。その代役となる橋岡。このスペイン戦で得た自信と経験が、本大会で必ず活かされるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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