【J1採点&寸評】鳥栖3-1名古屋|MOMは“3アシスト”で勝利を呼び込んだ鳥栖の10番。中野嘉もエレガントだった

2021年07月18日 サッカーダイジェスト編集部

鳥栖――攻守の切り替えスピードや球際の強さで上回る

【警告】鳥栖=中野嘉(41分) 名古屋=稲垣(53分)
【退場】鳥栖=なし 名古屋=なし
【MAN OF THE MATCH】樋口雄太(鳥栖)

[J1リーグ20節]鳥栖3-1名古屋/7月18日(土)/駅前不動産スタジアム

【チーム採点・寸評】
鳥栖 7
攻守の切り替えスピードや球際の強さで上回り、逆転勝利を掴み取った。金監督の不在を感じさせない完成度の高いサッカーを繰り広げた。

【鳥栖|採点・寸評】
GK
40 朴 一圭 7
セービングは安定しており、攻撃でも何度もビルドアップに加わって数的優位をもたらす。チームが溌剌としていたのは、この守護神のおかげだ。

DF
3 エドゥアルド 6.5
クロスをクリアし損ねてオウンゴールを献上も、その後は気迫溢れる守備で最終ラインを統率。マテウスの強烈なシュートを頭で弾き返すシーンも。

4 島川俊郎 6.5
本職はボランチながら、負傷中のファン・ソッコの穴を補って余りあるパフォーマンス。状況を見ながら的確なビルドアップを行なった。

24 飯野七聖 6.5
持ち味のスピードをベースに攻撃に守備に躍動。最後まで足を止めることなく闘った。

31 大畑歩夢 6.5 (90+3分OUT)
最終ラインからの積極的なオーバーラップは好印象。クロスが味方に合っていれば、さらなる高評価に。
 
MF
7 中野嘉大 7 (86分OUT)
背筋の伸びたドリブルはエレガントで、ポジショニングも秀逸。48分には思い切ったシュートがDFに当たり、同点弾を奪った。

MAN OF THE MATCH
10 樋口雄太 7.5
圧巻の3アシスト。ひとつ目のアシストは中野嘉のシュートを褒めたいが、ふたつ目はワンタッチの浮き球パスを選択した創造性、最後のお膳立ては軽やかな身のこなしが素晴らしかった。

22 小屋松知哉 6.5 (86分OUT)
スタートポジションは2トップの一角ながら、攻撃時には左に流れてサイドの攻略に寄与。80分には樋口のパスからダメ押し点を奪った。

41 松岡大起 6.5
球際の強さと切り替えの早さはチームトップクラスで、鳥栖の戦術を象徴するひとり。組み立ても安心して見ていられた。

44 仙頭啓矢 6.5 (90+3分OUT)
確かな技術を持ち、奇想天外な発想も。樋口、松岡との連係もかなり向上し、守備もまずまず。
 

次ページ鳥栖――見事なボレーシュートを決めた酒井の採点は?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事