EUROで最も評価を上げたのは? 「市場価値上昇額ランキングTOP10」の顔触れは…

2021年07月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

1位は1000万ユーロのアップ

EUROで市場価値を上げたのが(左から)フィリップス、キエ―ザ、ペドリだ。(C)Getty Images

 主要大会でのパフォーマンスは、市場価値を大きく左右する。

 EURO2020はイタリアの53年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。3年前にワールドカップ(W杯)予選でまさかの敗退を味わっていたこともあり、ロベルト・マンチーニ監督率いるアッズーリは高く評価されている。

 なかでも、フェデリコ・キエーザは大きなインパクトを残した選手のひとりだろう。当初はレギュラーではなかったが、大会途中からスタメンの座を確保。チームワークを最大の武器としたイタリアにおいて、群を抜く個の力も発揮して見る者を魅了した。
 
 父エンリコをもしのぐほどの存在になりつつあるユベントスのアタッカーは、まだ23歳と若い。それだけに、市場価値もうなぎ上りだ。移籍情報サイト『transfermarkt』が7月15日に31選手の市場価値を改定。そのなかでキエーザは最も価値を高めた選手のひとりとなった。

 前回からの上昇額でそのキエーザと並び、市場価値では上回る額を叩き出したのが、バルセロナのスペイン代表ペドリ。弱冠18歳ながらベスト4まで勝ち進んだスペインの全6試合に出場し、準決勝までの大会最長走行距離を記録した若武者には、多方面から賛辞が寄せられている。

 初優勝には及ばなかったが、ガレス・サウスゲイト監督のイングランド代表も、1966年W杯以来となる主要大会ファイナル進出は称賛に値するだろう。開幕戦で大きな脚光を浴び、中盤に欠かせない存在だったカルビン・フィリップスは、上昇額でキエーザ、ペドリと並んだ。
 

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