Ｕ-24日本代表は７月12日、ヨドコウ桜スタジアムでＵ-24ホンジュラス代表と対戦し、３-１で勝利した。

　この試合で先制点を奪ったのはキャプテンマークを巻いて先発出場した吉田麻也だ。13分、久保建英のFKにうまくマークを外して右足のアウトサイドで合わせ、ゴールネットを揺らした。

　試合後、吉田は「（クロスへの）入り方もボールも練習どおりで、良いボールで良いタイミングで良いスカウティングがあったからこそ。たまたま僕のところに来ただけです。フリーすぎて緊張しましたけど（笑）」とゴールシーンを振り返った。
 

　守備でも堅実なプレーを披露。空中戦に競り勝ってロングボールを弾き返せば、カバーリングも堅実。しかし、約１か月ぶりの公式戦という影響もあってか、終盤は疲れが見えた。

「（終盤は）パフォーマンスは落ちたし、ミスは増えた。ここからフィットネスもギアも上げないといけない」

　とはいえ、東京五輪の初戦のU-24南アフリカ代表戦は７月22日。吉田にとってはまだコンディションを100パーセントまで引き上げる必要はなさそうで、あくまで照準は東京五輪本番だ。

「まだ（状態を上げている）過程だけど、良いプロセスを踏めている。ここで気を抜かずに、次のスペインという強敵相手に良い準備をして戦いたい」

　まずは７月17日に行なわれるU-24スペイン代表戦へ向けて準備を行ない、その後に控える東京五輪にコンディションのピークを合わせたいところ。日本の大黒柱である吉田の今後のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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