現地時間７月８日、セリエA・ローマの監督に就任したジョゼ・モウリーニョが記者会見に臨んだ。

　会見場となったのはローマのクラブハウスのようだ。英スポーツチャンネル『Sky Sports』などは、周囲にはロマニスタが詰めかけ、"スペシャル・ワン"を盛大に歓迎したと伝えている。

　会見に臨んだモウリーニョは、「イタリアに休暇に来たつもりはない」と述べ、「クラブの成功のために尽力したい。求められているのは、今日や明日の成功といったものだけではなく、将来的に持続可能なプロジェクトだ。そのために私がここにいる」と語ったという。

　また、英紙『Daily Mail』はこの記者会見でモウリーニョが、自身のキャリアを振り返って自虐気味なコメントを残したと伝えた。
 

「私はマンチェスター・ユナイテッドでは３つのトロフィーを獲得したが、"大失敗"だとみなされた。トッテナムでは出場できていなかった欧州カップ戦に出場した。それも"大失敗"だとみなされた。チェルシーでもタイトルを獲得した。これらが私にとっての"大失敗"だったと評価する人も多い。ただ、これらはほかの人が達成できなかったことであり、私自身の実績としては十分だ」

　ちなみに、現地メディアによれば、新指揮官の到着にロマニスタは歓喜しているようだ。クラブハウス付近にはチームのタオルマフラーを手にしたサポーターが詰めかけ、発煙筒を焚き、咆哮とチャント、盛大な拍手で歓迎したという。モウリーニョもその声援に応え、クラブハウスから手を振ったと伝えている。

　インテル時代はセリエA制覇を含む三冠を達成した"スペシャル・ワン"。その手腕が注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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