アラベス加入の原大智、入団会見で何を語った? SDは資質を高評価も「適応には忍耐が必要」

2021年07月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンも「ようこそモンスター」と歓迎

アラベスでは、乾に次ぐ2人目の日本人選手となる原(中央)。 ※写真はNKイストラ時代。(C)Getty Images

 現地時間7月8日、ラ・リーガのアラベスは、クロアチア1部のNKイストラから新加入したFW原大智の入団会見を行なった。

 190センチの長身ストライカーは、FC東京ユース出身の22歳。2018年にトップデビューを飾り、2019年にはFC東京U-23でJ3の得点王に輝いている。

 今年の2月にNKイストラに移籍し、半年間で公式戦18試合に出場し、8ゴール・3アシストをいう記録を残した。

 現地メディア『Estadio Deportivo』によれば、原は会見で「1部リーグでプレーできることを誇りに思う。クラブの設定した目標に対して全力を尽くす」とコメント。そのポテンシャルに「非常に大きなインパクトがある」と記事は綴っている。

 また、会見に同席したセルヒオ・フェルナンデスSDは「このクラブで、彼の能力を最大限に発揮してもらいたい」と述べた。
 
「彼はクロアチアに到着して以来、その期待に応えて、サッカーにおける資質を最大限に発揮した。その結果こそが、この場所に導いたといえる。言葉の不自由もあるし、適応のプロセスには忍耐が必要だ。だが、その先でファンに多くの喜びを与えると確信している」

 加えて、「タイチは長身にもかかわらず、狭い場所でも俊敏に動き、トップスピードでゴールに迫り、誰もが憧れるゴールへの嗅覚を持っている。その資質をフロントも評価している」と獲得の理由も明かした。

 現地サポーターからは、会見冒頭でスペイン語での挨拶も披露した日本人ストライカーに「ようこそ、モンスター」「想像したよりもでかい」「失望させないでくれよ」といった声が集まっている。

 アラベスでは乾貴士に続く2人目の日本人選手となる原。果たして、高まる期待に応える活躍ができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】スペイン語であいさつも? 原のアラベスでの入団会見の様子

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