「永久追放だ」PK前のデンマーク守護神への卑劣なレーザー攻撃に非難殺到。「弁解や正当化の余地はない」

2021年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度はPKをストップしたシュマイケルには賛辞

シュマイケルへの“攻撃”に批判が殺到している。(C)Getty Images

 守護神へのダーティーな攻撃が、猛批判を浴びている。

 現地時間7月7日に開催されたEURO2020の準決勝で、デンマークはイングランドと対戦。30分にミケル・ダムスゴーがFKを叩き込んで先制点を奪うが、39分にシモン・ケアのオウンゴールで同点に追いつかれる。

 その後は防戦一方となりながらも、何とか延長戦に持ち込むも、104分にペナルティエリア内でヨアキム・メーレがラヒーム・スターリングを倒し、PKを与えてしまう。すると、ここで問題の行動が起こる。

 デンマークのGKキャスパー・シュマイケルの右目辺りに、レーザーポインターが当てられたのだ。それでも集中力を切らさなかった守護神は、見事にハリー・ケインのシュートをストップしたが、こぼれ球をケインに詰められ、ゴールを許してしまった。

 結局このゴールが決勝点となり、クリスティアン・エリクセンの心停止という悲劇を乗り越え、快進撃を見せてきたチームはベスト4で涙をのむ結果となった。

【画像】右目には緑のレーザー光線が…視界を奪う卑劣すぎる行動
 
 SNS上ではシュマイケルへの照射に対し、怒りのコメントが殺到。世界中のファンが厳しい意見を寄せている。

「馬鹿げている」
「これはフェアではない」
「愚かであり、弁解や正当化の余地はない」
「本当に恥ずべきことだ」
「これをするために、イギリス人はスタジアムに戻ることを叫んでいた」
「当てられても1度防いだシュマイケルかっこ良すぎる」

 また、リバプールなどでプレーしたイングランド代表OBスタン・コリモアも「もし誰かがシュマイケルにレーザーペンを当てのたら、永久追放してほしい」と厳罰を訴えている。

 イングランド側からしても、決して気持ちのいいものではない、史上初の決勝進出に水を差す残念極まりない行為だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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